「ごきげんよう、ディエゴ」 メッシ、古巣10番ユニ&“神の手”あわや再現でマラドーナ氏追悼
4-0大勝のオサスナ戦で“神の手”オマージュに加え、追悼のゴールパフォーマンスを披露
バルセロナは現地時間29日のリーガ・エスパニョーラ第11節オサスナ戦で4-0の大勝を飾り、ここ直近での不調のうっ憤を晴らした。そのなかでも特に目立ったのはエースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシだ。試合を決めるゴールを奪い、60年の生涯を閉じた元アルゼンチン代表FWディエゴ・マラドーナ氏への追悼の念を示したことなどが話題になっている。
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試合は前半29分、スペイン代表DFジョルディ・アルバの左からのクロスをデンマーク代表FWマルティン・ブライスワイトが詰めてゴールラインを越える。これに対して浮き球を詰めようとしたメッシが一瞬、手を出すふりのような動きをしてスルーしたのが、1986年メキシコW杯イングランド戦でマラドーナが決めた“神の手ゴール”のオマージュなのではとして話題となった。
その後も順調に得点を積み重ねるバルサのなかで、メッシは後半27分に試合を決定付ける鮮やかな左足シュートで4点目を奪うと、下に着込んでいたユニフォームを見せて天に祈りをささげる。そのユニフォームはメッシが幼少時代を過ごし、マラドーナも在籍経験のあるニューウェルズ・オールドボーイズの“10番”。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「感動的な追悼」とこの行動を伝えている。
メッシは試合後、自身の公式インスタグラムを更新。ユニフォーム姿の自分とニューウェルズ時代のマラドーナの写真を並べて「ごきげんよう、ディエゴ」とのシンプルなコメントで哀悼の意を示した。2010年の南アフリカ・ワールドカップでは指揮官と選手の関係で戦ったメッシとマラドーナだが、その愛情が尽きることは永遠になさそうだ。