久保建英、新天地候補と報道のベティスに現地紙見解 「市場で二重の障害を抱えている」
ビジャレアルでの出場機会が伸びず、来年1月にレンタル打ち切りの可能性も囁かれる
日本代表MF久保建英はスペイン挑戦2年目の今季、保有権を持つレアル・マドリードから、1年間の期限付き移籍でビジャレアルに加入した。UEFAヨーロッパリーグ(EL)序盤戦で結果を残すも思うように出場時間が伸びず、一部メディアではレンタルの途中解除も報じられている。同じ1部のベティスの名前も挙がるなか、スペイン紙「Estadio Deportivo」によれば、移籍実現には乗り越えなければいけない壁があるという。
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昨季マジョルカに“武者修行”に出た久保は、リーグ戦35試合4得点4アシストを記録。確かな活躍を見せ、スペイン2年目は昨季リーガ5位の強豪ビジャレアルへレンタルとなった。
リーグ序盤戦はベンチスタートが続くも、UEFAヨーロッパリーグ(EL)初戦の活躍をきっかけに、同大会では4試合(先発4試合)1得点3アシストをマーク。出番が増えるかと思われたが、ウナイ・エメリ監督は21日に行われたリーガ第10節レアル戦(1-1)を含めてリーガでは3試合連続で途中出場させる形となっている。
保有権を持つレアルとしては、久保にビジャレアルで出場機会を伸ばしてほしいところだが、思うような状況にはなっていない。レンタル期間を満了する前に、来年1月に契約を解除して新天地を探す説もヒートアップ。ベティスはその候補の一つとして挙がっている。しかし、事態はそう簡単ではないようだ。
スペイン紙「Estadio Deportivo」は「ベティス―クボオペレーションの難点」と見出しを打ち、現状をレポートしている。
「12月に近づき、冬のマーケットを睨んでそれぞれのクラブのオフィスの動きが激しさを増してきた。夏に起きたのと同様、周知の通りコロナウイルスに由来する経済的な不足によって条件が制限されているが、投資額なしの4つの補強をしたベティスにも同様のことが起こっている。この点でクラブ・エリオポリターノ(ベティス)での状態は良くなっていないが、ベティスが補強の可能性を除外していないというのは秘密ではなく、今週に本紙が伝えたように、クボの名前がテーブルに上がっている。このオプションはもちろん難しいものではあるが、選手のレベルを考えると非常に喜ばしいものになる」