リバプールOB、不発の南野拓実に警鐘と助言 「ジョッタは今、はるか先を行っている」
ブライトン戦でインサイドハーフとしてフル出場も結果を残せず
リバプールの日本代表MF南野拓実は、現地時間28日のブライトン戦(1-1)でフル出場したが、目に見えた結果を残せずに終わった。一方で、ライバルでもあるポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタがチーム唯一のゴールを決め、クラブOBは「リバプールで残された時間は少ない」と指摘している。
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過密日程を強いられている今季、南野はリーグ戦5試合の途中出場、出場時間も計56分間にとどまっていたが、ブライトン戦では今季リーグ戦初先発。4-3-3システムのインサイドハーフに配置された。
後半15分にジョッタが後半15分に先制点を奪うも、同アディショナルタイムにVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入でPKを献上。土壇場で同点弾を決められた。
ハードワークをしながら、果敢にシュートも狙った南野だが、ゴールは奪えず。英ラジオ局「talkSPORT」は「ディオゴ・ジョッタはロビー・ファウラーのゴール記録に匹敵する。リバプールのレジェンドは『彼はすでに南野の光を奪っている』と言う」との見出しで取り上げた。
南野についてコメントしたのは、リバプールでフットボールリーグ優勝2回、FAカップ優勝2回を果たし、クラブのレジェンドとも言われる元アイルランド代表MFレイ・ホートン氏だ。今年9月に移籍金4500万ポンド(約62億4000万円)で加入し、公式戦14試合で9ゴール、直近8試合で8ゴールを挙げているジョッタをまずは称賛した。
「ジョッタは今、南野のはるか先を行っている。(得点シーンの)ジョッタのサラーとのワンツーは、動き、フィニッシュとも絶妙だった。彼はディフェンダーの抜き方が素晴らしい」
その一方で、ホーイトン氏はリバプール2年目を迎えている南野に結果を求めた。
「南野は全力でレギュラー奪取に取り組まなければならない立場の選手だ。特に攻撃陣の選手であれば、すなわちチャンスの創出やゴールそのものが必要と言える。そのどちらもまだ成し遂げていないのなら、監督が『同じことができる選手、もっと効果的な選手がいる』と告げることになる。だからこそ、彼にリバプールで残された時間は少ないんだ。加入後の彼を見ている限り、もっと高い位置でプレーするのが向いていると思う。今はもっと低い位置で起用されていて、今日(ブライトン戦)は中盤でのプレーだったけどね」
南野は、ユルゲン・クロップ監督からチャンスを与えられているうちに、期待に応えるパフォーマンスでアピールできるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)