リバプールの“野戦病院”化止まらず MFミルナーも離脱で負傷者8人目…457億円分の戦力失う
ブライトン戦でミルナーが負傷…8人目の離脱者
プレミアリーグ王者のリバプールが危機に直面している。現地時間28日のプレミアリーグ第10節ブライトン戦(1-1)では新たに元イングランド代表MFジェームズ・ミルナーがハムストリングを負傷し、これでトップチーム8人目の離脱となった。英紙「デイリー・ミラー」によると、リバプールは市場価値にして合計3億3000万ポンド(約457億円)にも及ぶ戦力が不在になっているという。
リバプールは今まさに野戦病院と化している。10月のエバートン戦で右膝前十字靭帯損傷で手術を受けたオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクを筆頭に、イングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドとジョー・ゴメスと最終ラインだけでも3人の主力が離脱中だ。
中盤でもギニア代表MFナビ・ケイタやマルチロールのイングランド代表MFアレック・スオックスレイド=チェンバレン、今季新加入のスペイン代表MFチアゴ・アルカンタラが不在に。そして前線でもスイス代表FWジェルダン・シャキリが代表戦で負傷したため、各ポジションで選手層に不安が生じている。
そこへ追い打ちをかけるように、直近のブライトン戦でミルナーがハムストリングを痛めて途中交代。中盤とサイドバックのポジションをカバーしていたベテランも離脱となり、これでトップチームの負傷者は8人となった。
サッカー移籍情報サイト「Transfermarkt」の市場価値で換算すると、リバプールは合計3億3000万ポンド(約457億円)分の戦力を欠いている状況だという。最も市場価値が高いのはファン・ダイクで9900万ポンド(約137億円)、それに次ぐのはアレクサンダー=アーノルドで7200万ポンド(約100億円)とされている。
ユルゲン・クロップ監督の下で、プレミアリーグ連覇を狙うリバプールだが、毎週のように故障車が増える異常事態に苦しめられている。