アーセナル、“史上最高額”FWを放出の可能性浮上 エジルの“二の舞”恐れ「繰り返さないように必死」
99億円で加入したアーセナルFWペペはトレードかローン移籍の可能性が浮上
プレミアリーグのアーセナルは2019年夏にクラブ史上最高額で獲得したコートジボワール代表FWニコラ・ペペを放出する可能性が浮上している。英紙「デイリー・スター」はクラブで飼い殺し状態にある元ドイツ代表MFメスト・エジルの二の舞を避けるべく、条件次第でペペ放出を受け入れる用意があるという。
ペペはフランスのリールでブレークし、18年夏にアーセナルが獲得。移籍金は7200万ポンド(約99億円)と伝えられ、クラブ歴代最高額を記録した。
大きな期待を懸けられていたペペだが、1年目のプレミアリーグでは31試合(先発22試合)で5ゴールに終わり、その移籍金に見合う活躍を見せることができなかった。
今季はUEFAヨーロッパリーグで4試合3得点と気を吐くが、プレミアリーグでは8試合(先発2試合)で1得点にとどまっている。さらに前節のリーズ戦では相手選手への頭突きで一発退場となり、ミケル・アルテタ監督から「受け入れられない」と苦言を呈されていた。
未だ本領発揮に至っていないペペに関して、アーセナルは放出も辞さない構えだという。「デイリー・スター」紙によれば、アーセナルはクラブ史上最高額選手を安売りするつもりはないものの、適切な金額での金銭+選手でのトレード移籍、あるいは買取義務付きのローン移籍のオファーであれば検討するとされている。
ペペの扱いについて記事では「ガナーズはメスト・エジルの状況を繰り返さないように必死になっている」と伝えられている。エジルは週給35万ポンド(約4850万円)とクラブトップクラスのサラリーを受け取っているものの、アルテタ監督の構想外となり、試合のメンバーから外されていた。クラブとしては、高額を投じたペペがエジルの二の舞を演じる状況だけは避けたいと考えているようだ。