レアル、ホームで今季3敗目 負傷交代アザールに長期離脱の可能性…首位追撃に暗雲
アラベスに1-2で敗戦 アザールは筋肉系のトラブルで途中交代に
調子に乗り切れない昨季リーガ・エスパニョーラ王者、レアル・マドリードがまたしてもつまずいた。現地時間28日に行われた第11節アラベス戦に1-2で敗れて今季3敗目となったとともに、先発起用されたベルギー代表MFエデン・アザールが負傷交代したことをスペイン紙「マルカ」は報じている。
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試合は前半4分、この日先発したDFナチョ・フェルナンデスがペナルティーエリア内でハンドを取られ、PKを献上。FWルーカス・ペレスに決められていきなり先制点を奪われた。守備重視のアラベスに対して本拠地サンチャゴ・ベルナベウで攻め切れないレアルだったが、同20分にはアザールがミドルシュートでゴールを脅かす場面があるなど、反撃態勢に入ったかと見えた。
しかし前半29分、そのアザールがピッチを去ってしまう。明らかに筋肉系のトラブルが発生したそぶりを見せ、ブラジル代表FWロドリゴとの交代となったのだ。その後乗り切れないレアルは後半4分に追加点を与えてしまい、2点ビハインドに。ジネディーヌ・ジダン監督はブラジル代表FWヴィニシウス・ジュニオール、スペイン代表MFイスコらを投入したものの、後半41分にセットプレーからブラジル代表MFカゼミーロが押し込んだ1点で反撃が止まり、1-2で敗戦した。
ホームでの勝ち点0と同じくらい痛いのは、アザールの負傷だろう。昨シーズンも長期離脱が続いたが、その際は主に足首の負傷が原因だった。今回は筋肉系の負傷と見られ、再び長期離脱となる可能性もある。「マルカ」は「アザールはレアル攻撃陣で最も輝きを放っていた」としており、好調さを見せていただけに、痛い離脱となりそうだ。
ジダン監督はスペイン代表DFセルヒオ・ラモスやウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデ、元フランス代表FWカリム・ベンゼマらの戦線離脱もあってスターティングメンバーのやりくりに苦慮している。そのなかで再びアザールがピッチを離れてしまうとなれば、首位追撃に向けてダメージとなることは否めないだろう。