香川は「メッセージを残している」 サラゴサ元同僚との“合同トレ”に現地メディア注目
元コロンビア代表MFダニエル・トーレスと1対1で勝負し、華麗な切り返しで翻弄
スペイン2部サラゴサを契約解除となったMF香川真司は、依然として新たな所属先が決まっていない。元同僚とのトレーニング動画を公式インスタグラムで公開していたが、スペインメディアも「クラブ練習場で機会を待つ2人の補強候補」と注目している。
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香川は昨季にサラゴサに加入。しかし、チームがプレーオフで1部昇格を逃すと、EU圏外枠選手で高給な香川の放出が報じられるようになり、10月2日に両者合意のうえでの退団が決定。スペイン2部サバデルやドイツ2部ハンブルガーSV、ギリシャ1部PAOKサロニカなどからの興味が報じられるも、現在に至るまで所属先は決まっていない。
スペイン地元紙「エル・ペリオディコ・デ・アラゴン」では、来年1月に冬の移籍市場が開き、外国人枠が余っているクラブからのオファーを待っていると報じられていた。
そのなかで香川は、今年1月にアラベスと契約解除してサラゴサ入りし、契約満了に伴って現在は無所属の元コロンビア代表MFダニエル・トーレスと、1対1で勝負する動画を投稿。鋭いダブルタッチからの華麗な切り返しを披露し、思わず地面に倒れこんでしまったトーレスを尻目に、最後まで体のバランスを維持したまま勝負を制してみせた。
スペインメディア「エル・デスマルケ」は、「香川とダニ・トーレス、クラブ練習場で機会を待つ2人の補強候補」と見出しを打ち、レポートしている。
「香川、ダニ・トーレスという昨季までの所属選手2人がサラゴサのクラブ練習場でトレーニングを続けている。コロンビア人選手は昨季で契約終了、新しいチームが見つかっていない。香川は同じく30歳以上だったが、残っていた(ルベン・)バラハ前監督のプランに入らず契約解消になった。香川のほうは中東チームとの関係が取り沙汰されていたがスペインでのキャリア継続を望み、特にサバデルの名前が挙がった。ただ2選手とも契約には至らず練習を続けている。香川は『僕らは準備ができている』とのメッセージを残している」
31歳と脂の乗った時期にプレーできない状況が続くのは、香川にとっても決してポジティブな状況ではない。再び移籍市場が開く来年1月、新天地は無事に決まるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)