FC東京、上海申花とのリターンマッチを制す! レアンドロ、安部のゴールで2-1勝利
終盤に1点を返されるも、残り時間を守り切り4試合を終えて勝ち点を7に伸ばす
FC東京が中2日のリターンマッチでリベンジを果たした。カタールでの集中開催として再開したAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で27日に上海申花(中国)と対戦したFC東京は、後半にFWレアンドロの先制ゴールなどで2-1の勝利を収めた。
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今大会は新型コロナウイルスの影響で3月に中断。日本勢は2月に2試合を消化していたが、以降の試合が先週からカタールでの集中開催として再開している。FC東京にとっての再開初戦は24日だったが、そこで上海申花に0-1で敗れていた。
短期間で同じ相手との連戦になった試合、FC東京の長谷川健太監督は24日の試合途中から継続してDF森重真人をアンカー起用。背後のスペースを積極的に狙う攻撃を見せると前半3分、FWディエゴ・オリベイラが抜け出してゴール前を横切るラストパスを供給。それをFW永井謙佑が押し込みにいったが、相手DFに阻まれて決定機を逸した。
その後、試合は非常にファウルの多い展開になった。接触プレーも多かった上に、細かくファウルを取るモハメド・サレー主審のレフェリングもあり、試合はぶつ切りになって流れない展開になった。それでも同41分には永井が完全に抜け出してGKと1対1になったがシュート阻まれ、0-0のまま前半を終えた。
長谷川監督はハーフタイムに、決定機を2回逸した永井に代えてFWアダイウトンの投入を決断。しかし、立ち上がりにアクシデントが襲った。中央やや右サイドの敵陣で相手を振り切ったオリヴェイラが加速したところで、斜め後ろから上海のMFチン・ションが突進。ボールではなくまっすぐにオリヴェイラへ向かって足の裏から飛び掛かった。このアタックを軸足に受けたオリベイラは無念の負傷交代。モハナド・サレー主審はこの信じがたいプレーにレッドカードではなく、イエローカードを提示した。
後半開始からわずか5分でFW原大智の交代投入を余儀なくされたが、FC東京は上海のラフプレーにもめげずにゴールに迫る姿勢を見せる。そして同16分、自陣から繋いだボールを中盤でMF東慶悟がペナルティーエリア内へつなぎ、左サイド側からFWレアンドロが走り込んでシュートを決め、1-0と先制に成功した。
その後は上海申花が190センチ台のFWを2人投入してゴール前へ迫ったが、単調な攻撃にFC東京の最終ラインは崩れず。逆に同37分、原が供給したゴール前を横切るラストパスに中盤からMF安部柊斗が走り込んで決め、2-0とリードを広げた。
しかし、FC東京は残り5分で途中出場のFWジオバンニ・モレーノにゴールを許し、2-1とされた。残り時間を守り切ったFC東京は4試合を終えて勝ち点を7に伸ばし、グループステージの残り2試合で蔚山現代(韓国)、パース・グローリー(オーストラリア)との戦いに臨む。