久保建英、EL4戦連続スタメンも左サイドで輝けず ビジャレアルは敵地で1-1ドロー
マッカビ・テルアビブ相手に苦戦、久保は後半18分に交代
ビジャレアルは現地時間26日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第4節でマッカビ・テルアビブとアウェーで対戦し、1-1で引き分けた。日本代表MF久保建英は、ELで4試合連続のスタメン出場を果たし左サイドハーフに入ったが、決定的な仕事ができないまま後半18分にベンチへ下がっている。
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スペイン2年目の久保は、今季保有元のレアル・マドリードからビジャレアルに期限付き移籍。リーガ・エスパニョーラではウナイ・エメリ監督から思うように出場機会を与えられておらず、21日に行われたレアル戦(1-1)では後半44分からの出場となるなど直近3試合連続でベンチスタート。ここまで全10試合で起用されているものの、プレー時間はわずか173分にとどまっている。一方、ELではここまで全3試合に先発し、1得点3アシストをマーク。前節のマッカビ・テルアビブとのホームゲームでは、絶妙アシストを含む2得点に絡む活躍で4-0の勝利に貢献するなど、EL3連勝の原動力となっている。
そうしたなかで迎えたマッカビ・テルアビブとのアウェー戦。久保はスタメンに名を連ねて、左サイドハーフに入った。立ち上がりから良い形でボールを受けて、自らの仕掛けやパス出しで攻撃にリズムを生んでいく。ただリーグ戦から大幅にメンバーを変えていることもあり、チームとして思うように連動できず、久保も次第に消えていった。チームも苦しんだものの、前半45分にカウンターから敵陣中央で受けたFWカルロス・バッカが右足アウトサイドで巧みなスルーパスを供給。ゴール前に飛び出したFWアレックス・バエナが冷静に決めて先制した。
しかし後半立ち上がりの2分、久保が対峙した相手DFマオル・カンディルのクロスから、最後はFWアレクサンダル・ペシッチに決められ1-1の同点に追いつかれる。その後も押し込まれるビジャレアルは、後半14分にも決定的なピンチを迎えたが相手のシュートミスで事なきを得た。
同15分には、右サイドで仕掛けたMFサムエル・チュクウェゼからのパスを久保がペナルティーエリア内で受けて倒されるもホイッスルは吹かれず。直後の同18分、悪い流れを変えるためにエメリ監督は一気に4枚替え。久保もFWジェラール・モレノと交代となりベンチに退いた。
試合はその後、MFダニエル・パレホが投入されたことでビジャレアルが中盤でボールをキープし、同28分にはG・モレノのシュートがポストを直撃するシーンを作った。終了間際には相手が退場者を出し、ビジャレアルが決定的なシュートも放ったがネットを揺らせず1-1のまま試合終了。ビジャレアルは3勝1分の勝ち点10で、グループIの首位をキープしている。
(FOOTBALL ZONE編集部)