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60歳で死去のマラドーナ、“語録”を海外紙セレクト メッシやC・ロナウドに向けた舌鋒は?
薬物使用を後悔するように、1996年には「コカインは一生役に立たないものだ」と発言
サッカー界が誇る天才、ディエゴ・マラドーナが現地時間11月25日に60年の生涯を閉じた。世界中が悲しみに包まれたが、生前は“ギリギリ発言”を連発していた。
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際どい発言をまとめているのは、スペイン紙「マルカ」だ。マラドーナと言えば、1990年代に入ると薬物使用で長期出場停止処分を下されるなど、ピッチ外での騒動が目立つようになってきた。1996年には、「コカインが自らを刺激すると話すヤツは、何も分かっていない。コカインをやってサッカーすると、プレーになんてならない。それは一生役に立たないものだ」と悔やむ言葉を口にしたという。
鋭い舌鋒は、時にワールドクラスの選手たちにも浴びせている。2010年の南アフリカワールドカップを監督と選手の関係だったアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(バルセロナ)については、「試合前に20回もトイレに行く男を主将にするのは意味がない」、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(ユベントス)にも「ゴールが決めて、(自身がCMキャラクターを務めていた)シャンプーを売るんだろ」、そしてサッカーの神様であるペレにも「ペレには博物館に戻るように言え!」とまで言い放ったことがある。
選手にとどまらず、各協会や指導者とも衝突してきた。アルゼンチンサッカー連盟(AFA)に対しては「手榴弾をAFAに投げ込んで、全部を刷新する必要がある」、1986年ワールドカップでアルゼンチンが優勝を果たした際の監督であるカルロス・ビラルド氏については、「器のちっちゃい男だ」と言いたい放題である。
ただその“毒舌”ぶりが物議を醸しつつ、マラドーナらしさをかたどったのも事実である。本当に嫌われていれば、メッシやロナウドにペレ、ブラジル代表FWネイマール(パリ・サンジェルマン)らが続々と追悼メッセージを寄せていないだろう。清濁併せ呑む天才は、これからも永遠に愛され続けるはずだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)