「アジアでプレーするのは反則」 イニエスタ、ACLでの巧妙アシストに海外注目「バルセロナ?」

神戸MFイニエスタのアシストに脚光【写真:Getty Images】
神戸MFイニエスタのアシストに脚光【写真:Getty Images】

神戸は広州恒大と対戦し、3-1で勝利 グループステージ突破が決定

 ヴィッセル神戸は現地時間25日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)グループステージ第3節で広州恒大(中国)と対戦し、3-1で勝利を収めた。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタは1ゴール1アシストと大車輪の活躍を披露。海外メディアは「アジアでプレーするイニエスタは反則だ」と見出しを打って取り上げている。

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 新型コロナウイルスの影響で3月に中断されたACLは、カタールでの集中開催で再開している。神戸と同組のジョホール・ダルル・タクジムがマレーシア政府による渡航許可が下りずに辞退したため、2月の2連勝のうちジョホール戦は無効に。それでも、このゲームに勝利すればグループステージ突破という状況で広州恒大戦を迎えた。

 リーグ戦では5連敗と低空飛行から抜け出せずにいる神戸だが、この日はイニエスタが輝きを放った。0-0で迎えた前半44分、サイドチェンジをペナルティーエリア左で受けて華麗なステップワークで縦に突破すると、右足のアウトサイドでラストパスを送り、FW古橋亨梧の先制ゴールをアシストした。

 その後、2-1で迎えた後半39分にはFWドウグラスのパスを受けたイニエスタのシュートは一度相手に弾かれたものの、こぼれ球を再び押し込んでネットを揺らした。1ゴール1アシストと大車輪の活躍を受け、米スポーツ放送局「ESPN」は「神戸? それともバルセロナ?」と黄金期さながらの輝きを見せたイニエスタを取り上げている。

 また、スペイン紙「AS」は「アジアでプレーするイニエスタは反則だ。彼は巧妙な方法で打開した」と見出しを打ち、テクニックを生かした先制アシストに注目していた。国内では厳しい時期を過ごしているものの、アジアの舞台で世界的名手の存在感を遺憾なく発揮してみせた。

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