浦和、大槻毅監督の退任を発表 チーム強化“3年計画”の1年目…約1年半の政権に幕
上野ヘッドコーチらスタッフ数名とともに今季限りでの退任を正式発表
浦和レッズは25日、大槻毅監督並びにコーチングスタッフ数名について今季限りでの退任を正式に発表した。
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契約満了による退任が発表されたのは、大槻監督と上野優作ヘッドコーチ、山田栄一郎コーチ(分析担当)、末藤崇成コーチ(分析担当)の3名。大槻監督は2018年に堀孝史監督の契約解除の後、下部組織のダイレクターから暫定監督に就任。その後はオズワルド・オリヴェイラ監督の就任後にヘッドコーチを務めた。そして昨季途中にオリヴェイラ監督との契約解除を受けて正式監督に就任した大槻監督だったが、約1年半での退任となった。
立花洋一代表は「大槻監督は2004年から浦和レッズ強化本部スタッフとしてクラブに携わり、その後も分析コーチ、アカデミーダイレクター兼ユース監督として浦和レッズのために力を尽くし、特に2018シーズンと2019シーズン、チームが不振の際には2度監督業を引き継ぎ、AFCチャンピオンズリーグで準優勝するなど、度々チームを救ってくださいました。2020シーズンも、リーグ優勝に向けたチーム強化3年計画の1年目として、チームコンセプトに沿ったベースを築く重要な役割を担っていただいております」とコメントしている。
また、大槻監督は今回の発表を受けて「本リリースの通り、今シーズンをもって契約を満了することとなりました。シーズン終了後に改めてみなさまへ私からのコメントをお伝えさせていただきます。我々の目の前にはまだ4試合、大切な試合があります。まずはその試合に向けて、私に課せられた仕事を全うさせていただきます。これまでと同様、チームのサポートをよろしくお願いいたします」とのコメントを出した。
浦和は昨年末に就任した土田尚史スポーツ・ダイレクターが3年計画を打ち出した1年目が終わろうとしているタイミングだった。初年度の目標として来季AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の出場権獲得と、得失点差のプラス2桁が掲げられたものの、リーグ残り4試合でその目標達成は極めて難しい状況になっている。
今季は2016年以来にシーズン中の監督交代が起こらないシーズンとなった浦和だったが、強面に加えてオールバックに固めたヘアスタイルとスーツで指揮を執るスタイルから「組長」の愛称でも親しまれた指揮官は、今季限りでチームを去ることになった。
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(FOOTBALL ZONE編集部)