メッシ不在でCL16強 バルサのクーマン監督、“Bチーム”を大絶賛「これが見たかった」
敵地ディナモ・キエフ戦で4-0快勝、2試合を残してグループステージ突破が確定
バルセロナは現地時間24日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第4節でディナモ・キエフ戦と敵地で対戦。アルゼンチン代表FWリオネル・メッシら主力温存で若手主体の“Bチーム”を送り込んで4-0で快勝した。ロナルド・クーマン監督も「これが我々の見たかったバルセロナのイメージ」と勝利の手応えを明かした。
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CLで開幕から3連勝でグループGの首位を走るバルセロナ。スペイン代表DFジェラール・ピケら怪我人が続出するなかで、メッシとオランダ代表MFフレンキー・デヨングをメンバー外、フランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンをベンチスタートとして試合に臨んだ。
前半は0-0で折り返したものの、後半7分にアメリカ代表DFセルジーニョ・デストのゴールで先制。さらに同12分にセットプレーからデンマーク代表FWマルティン・ブライトバイテが追加点をゲット。ブライトバイテは同15分に自らが倒されて得たPKも決めて2得点を奪った。後半終了間際には途中出場のグリーズマンにもゴールが生まれ、4-0と快勝した。
これでバルサはCL4連勝。2試合を残し、2位ユベントスとともにグループステージ突破を確定させた。スペイン紙「マルカ」は「クーマンのBチームでバルセロナがベスト16を確定」との見出しで報じている。
主力選手を温存しての勝利にクーマン監督も満足している様子だ。UEFA公式サイトが試合後のコメントを以下のように伝えている。
「これは我々が見たかったバルセロナのイメージだ。彼らのプライドを示すのに十分なほど試合を支配した。前半はやや精彩を欠いたが、それでも全体的に私は満足している」
また、クーマン監督はピケやセルジ・ロベルトの負傷離脱もあり、指揮官は過密日程の中で選手起用に慎重になっているようだ。途中出場から結果を残したグリーズマンや、ピケの代役としてトップデビューを果たした21歳のDFオスカル・ミンゲサについても言及している。
「グリーズマンをベンチに置いたのは注意しなければならない小さなフィジカルの問題があったからだ。何人かの選手に休息を与えられたこと、それから出場機会の多くなかった選手にプレー時間を与えることができたのはとても重要なことだ。オスカル・ミンゲサは我々が彼を頼りにすることができると証明した」
スタメンに抜擢されたミンゲサはクーマンからも高い評価を受けているようだ。指揮官は他にも今年1月加入のU-20ブラジル代表DFマテウス・フェルナンデス、U-20アメリカ代表FWコンラッド・デ・ラ・フエンテの2人にもトップデビューのチャンスを与えた。リーガでは暫定13位と苦しむバルセロナだが、新戦力の台頭は今後に向けて明るい材料と言えそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)