元リバプールGK、サラーは「必要不可欠な存在ではない」 移籍の可能性を“予想”「頼っていない」
GKジェームス氏がサラーについて言及 「素晴らしい選手ではないと言っているわけではない」
リバプールOBの元イングランド代表GKディビッド・ジェームス氏が、古巣でプレーするエジプト代表FWモハメド・サラーについて、リバプールにとって「必要不可欠な存在ではない」と述べ、相応のオファーがあれば売却される可能性もあるとの見解を示している。英紙「デイリー・ミラー」が伝えた。
サラーは2017年夏にローマからリバプールへ移籍すると、1年目にリーグ戦32ゴールを決めて得点王のタイトルを獲得。翌2018-19シーズンも22ゴールで2年連続得点王に輝くと、昨季も19得点でクラブのプレミア制覇に大きく貢献した。
今季もここまでリーグ戦8ゴールで得点ランキング3位につけているサラーだが、先ごろに新型コロナウイルスに感染していたことが発覚。ホームで行われた22日のプレミアリーグ第9節レスター戦を欠場することになった。ところが、サラーに代わって出場したポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタがホーム戦4試合連続となるゴールを決めるなどして、チームは3-0で完勝。ジェームス氏は、リバプールはサラー不在の方がチームとして良いプレーをするとの見解を示すとともに、移籍の可能性も十分にあると予想している。
ジェームス氏は海外メディア「Stadium Astro」で、「リバプールはサラーに頼っていないと思う。でも、それはユルゲン・クロップ(監督)にとっては良いことだ」とコメント。
「モウ・サラーが素晴らしい選手ではないと言っているわけではないが、リバプールは彼がいない方がより流動的で良く見える。複数の選手が動き回っている方が(相手は)守備しにくい。特定の選手がボールを持ち走っていれば、実質、その選手を止めればいいだけ」とその理由を説明し、サラーが退団した場合には代わりとなる選手が必要としつつも、「必要不可欠な存在ではない」と述べている。
過去にもサラーの移籍先候補に名前の挙がったことのあるレアル・マドリード行きの可能性を問われたジェームス氏は「もし相応の金額であれば、どんな選手でも売却される。金額次第だ」とコメント。「サラーがマンチェスター・シティに行くことになれば、リバプールにとってあまり良いビジネスになるとは私は思わないが、他のリーグで別の国だったら理解できる」と語っている。
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(FOOTBALL ZONE編集部)