PSG、“ムバッペ優先”の構え 週給5200万円以上の好条件準備へネイマール売却を画策
週給8300万円のネイマールを放出してムバッペの新契約に対する資金捻出か
フランス代表FWキリアン・ムバッペの引き留めを目指すパリ・サンジェルマン(PSG)が、新契約の資金を捻出するためにブラジル代表FWネイマール売却の準備をしているという。英紙「デイリー・ミラー」が伝えた。
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2017年にモナコからPSGへ移籍したムバッペは、ネイマールらとともにチームの中心を担い、スーパースターへの階段を駆け上がっている。昨季は新型コロナウイルスにより第28節で打ち切りとなったものの、モナコ時代と合わせて通算4回目のリーグ・アン優勝を達成するとともに、個人としても2年連続で得点王。まだ21歳と若いが、すでに2018年ロシア・ワールドカップで世界一にも輝いている。
ムバッペの現行契約は2022年6月末までとされ、当人はレアル・マドリード移籍を望んでいるとも報じられている。しかし、強化責任者の元ブラジル代表MFレオナルド氏は今月初旬、同じく来季限りで契約満了を迎えるネイマール、ムバッペ、そしてアルゼンチン代表MFアンヘル・ディ・マリア、スペイン代表DFフアン・ベルナトら多くの選手と契約延長に向けて交渉を開始したと明かしていた。
ただ、これまでにクラブがネイマールとムバッペに費やした金額は合わせて3億6570万ポンド(約507億円)。現在、ネイマールは週給60万ポンド(約8300万円)、ムバッペの週給は37万5000ポンド(約5200万円)と考えられているが、王者PSGも新型コロナウイルスの世界的大流行が影響し、さらに金額を上乗せした新契約を提示するのは財政的に苦しい状況だ。
フランス紙「レキップ」は、PSGがムバッペとの新契約を優先することを決めたと報道。PSGも、長きにわたりレアルがムバッペに関心を示していることを認識しているため、移籍を阻止するためにもネイマールを今夏で放出し、その資金でムバッペとの契約延長を目指しているようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)