チェルシー、来年1月に仏代表FWジルーの移籍容認へ 英紙指摘「出口は見つかる」
今シーズンのCL出場権獲得に貢献したが新加入FWヴェルナーのバックアップに
チェルシーは、来年1月の移籍市場でフランス代表FWオリビエ・ジルーの放出を認めるようだ。英紙「ザ・サン」が報じている。
ジルーは2018年1月に同じロンドンを本拠地とするアーセナルから加入。2018-19シーズンは27試合に出場したものの、先発は7試合のみで2得点にとどまった。しかし、昨季は18試合(先発12試合)に出場し、8得点とチームに貢献。1年間の契約延長オプションでチェルシーに残留した。
しかし、今夏のチェルシーは大型補強を行い、ドイツ代表FWティモ・ヴェルナーを獲得。下部組織出身のイングランド代表FWタミー・アブラハムも成長著しく、ジルーの試合出場は4試合にとどまっている。
記事では、「ヴェルナーとアブラハムが負傷する際に備え、チェルシーは最終的な決断を下していない。だが、2人がフィットした状態であり、ジルーに関心を持ったクラブが現れれば、ジルーの出口は見つかるだろう」としている。
ジルー自身、フランスのテレビ局「テレフット」のインタビューでこのように不満をこぼしていた。
「自分の状況は把握している。1月には決断をしないといけないだろう。これまでのように、正しい選択ができることを期待しているよ。このチームで、まだ役割が与えられると思っていただけに心配だ。特に昨季はクラブのチャンピオンズリーグ出場権獲得に貢献していたからね。シーズン序盤はチームを助けられると思ったけれど、今は出場機会が短い」
現在、ジルーについては、元イングランド代表MFデビッド・ベッカム氏が共同オーナーを務める米MLS(メジャーリーグサッカー)のインテル・マイアミが関心を示しているとされる。フランス代表のディディエ・デシャン監督は、代表招集の条件としてプレー時間を増やすことを挙げていたが、欧州選手権(EURO)出場を目指すストライカーは、どのような決断を下すことになるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)