バルサ守護神、失点直結の“無謀飛び出し”を海外酷評 「壊滅的」「正当な理由がない」
11月に故障から復帰の守護神テア・シュテーゲン、判断ミスで決勝弾を献上
バルセロナのドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンは、現地時間21日のリーガ・エスパニョーラ第10節アトレティコ・マドリード戦で失点につながるミスを犯し、チームも0-1で敗れた。海外メディアは判断ミスによる無謀な飛び出しを、「壊滅的」「正当な理由もない」と酷評している。
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ロナルド・クーマン新体制で今季に臨んだバルセロナだが、昨季限りでの退団を希望したエースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの不本意な残留や、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長の辞任などピッチ外での騒動が続き、チームも低調なスタートを切っている。そうしたなかで、アトレティコとのビッグゲームを迎えた。
今後の行方を占う重要な一戦で、守護神テア・シュテーゲンが痛恨の判断ミスを犯してしまう。0-0で迎えた前半アディショナルタイム、敵陣からのロングボールにアトレティコMFヤニック・カラスコがバルサ最終ラインの裏に鋭く抜け出した動きに対し、ペナルティーエリアから10メートル以上離れた位置までテア・シュテーゲンが飛び出す大胆さを見せる。しかし、先にボールを触ったカラスコにあっさりとかわされ、そのまま無人のゴールへと流し込まれた。
結果的にこの1点が決勝点となったが、判断ミスとなってしまった無謀な飛び出しを、海外メディアが大きく取り上げている。
ドイツ紙「Frankfurter Allgemeine Zeitung」が「壮大なミス」と表現すれば、フランス紙「フィガロ」も「壊滅的なミス」と酷評。衛星放送「ビーイン・スポーツ」フランス版は、「GKは正当な理由もなく、ゴール前から40メートルも離れたところに飛び出してきた」と、テア・シュテーゲンの判断に対して厳しい言葉を浴びせている。
8月に右膝の手術を受け、11月4日のUEFAチャンピオンズリーグ第3節ディナモ・キエフ戦(2-1)で復帰したばかりのテア・シュテーゲン。実戦感覚を完全に取り戻すには、まだ時間が必要かもしれない。