元マンUの英雄DF、宿敵リバプールの快進撃に“異議” 「リーグ3連覇を成し遂げた時…」
DFパトリス・エブラ氏が勝ち点を積み重ねるリバプールについて言及
ユルゲン・クロップ監督率いるリバプールは現地時間22日のレスター・シティ戦で3-0の勝利を収め、プレミアリーグでのホームゲーム無敗記録を64に伸ばした。昨季圧倒的な強さでリーグを制した王者が今季も快進撃を続けているが、元フランス代表DFパトリス・エブラ氏はリバプールを“世界最高”と呼ぶには、時期尚早だと考えているようだ。
リバプールは新型コロナウイルス感染のエジプト代表FWモハメド・サラーや負傷離脱のオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクら主力数名を欠くなかで、首位レスターと激突。ポルトガル代表FWディオゴ・ジョッタやブラジル代表FWロベルト・フィルミーノなどのゴールで3-0と快勝した。
この結果、リバプールは勝点を20に伸ばし、今節首位に立ったトッテナムと同勝点の2位に浮上した。リーグ2連覇に向けて着実に勝ち星を重ねている。
さらにリバプールはこの勝利でリーグ戦でのホーム無敗記録を64に更新。その強さはプレミアリーグ歴代最強との呼び声もあるが、英紙「デイリー・メール」によれば、かつてリバプールの宿敵マンチェスター・ユナイテッドでキャプテンを務めたエブラ氏が英衛星放送局「スカイ・スポーツ」番組で、リバプールについて次のように語ったという。
「まだたったの9試合だ。冷静になる必要がある。もし、彼らがリーグ戦3連覇をすることができれば、私は彼らを偉大なチームを呼ぶだろう。だが、もし今年優勝することができなければ、私が彼らをアメージングと称することもないだろう。
問題は継続性だ。彼らが今年、さらに次の年もリーグ戦で勝てるかどうか。それができれば、我々は彼らをグレート・リバプール・チームと呼ぶことができる。多くのチームが過去にそれを成し遂げている。彼らがリーグ3連覇を成し遂げた時、私は彼らをザ・ベスト・リバプール・チームと呼ぶよ」
リバプールは2018-19シーズンにUEFAチャンピオンズリーグ、19-20シーズンにプレミアリーグを制した。しかし、2007年から09年までにユナイテッドでプレミアリーグ3連覇の経験を持つエブラ氏は、リバプールが史上最高と呼ばれるためには、それと同等の成績を残すことが最低条件になると主張した。