浦和・大槻監督、逆転負けのG大阪戦で“後悔”したプレーは? 「徹底させてあげられなかった」
ACL圏内が遠のく敗戦…同点の時間帯には杉本&武藤のFWコンビ投入も無得点
またピッチ上の攻撃力という点で、この試合は2トップをFW興梠慎三とFWレオナルドのコンビでスタートしていたが、1-1の同点の時間帯にFW杉本健勇とFW武藤雄樹のコンビへセット替えとなった。それ以降、ゴールに迫る攻撃の圧力は明らかに減退した。杉本は試合終盤に最終ライン背後に抜け出すビッグチャンスを迎えたが、置きに行くような足の振れていないシュートを放ち難なくGK東口順昭にキャッチされた。
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これまでの試合、興梠がスタメンでレオナルドがベンチスタートのゲームが多かった。チーム内で1位と2位の得点数を持つ2人のストライカーだが、90分のゲームで両者いずれかがピッチに立つ状態を作ろうとすればどちらかをベンチスタートにせざるを得ない状況も垣間見える。そうした意味では、交代投入から試合を決められる存在ができないままシーズン終盤を迎えたことが、この試合にも影響を与えたということにもなるだろう。
現在9位の浦和は残り4試合を全勝した時の最高到達勝ち点が57となり、名古屋グランパスが1勝した時点で3位以内は消滅。セレッソ大阪、サンフレッチェ広島といった浦和より消化試合が少ないながら上位にいるチームもあり4位に入ることもかなり厳しい。そのため、今季の目標として掲げた来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場権獲得は、極めて難しくなった。