浦和・大槻監督、逆転負けのG大阪戦で“後悔”したプレーは? 「徹底させてあげられなかった」
浦和はG大阪戦で先制するも1-2で逆転負けを喫した
浦和レッズは22日のJ1リーグ第28節ガンバ大阪に1-2で敗戦。5試合ぶりのホームゲームで敗戦し、大槻毅監督は「クリアの1つ、2つを徹底させてあげられなかった。最後はどうにかして勝ち点1に最低でも結びつけたいゲームだった」と、悔しさを語った。
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試合2日前の記者会見でこのゲームについて「4-4-2同士で噛み合うだろう」という見通しを話していた指揮官の予想通りに、ピッチ上には多くのマッチアップが発生する試合になった。時間帯によって連動した動きで数的優位、数的不利が発生してどちらかのチームに良い流れが来るタイミングもあったが、全体的には均衡した状態で後半まで試合が進んだ。
そうした中で浦和は後半17分にセットプレーから先制する。MFマルティノスがショートコーナーで後方のDF山中亮輔に渡すと、そこから最終ライン背後を突いたフィードに反応したDFトーマス・デンが頭で折り返し、攻撃参加していたDF槙野智章が押し込んだ。槙野はこのプレーについて「前日練習もそうですし、試合前のセットプレーの練習では数多く練習をしてきた」と、デザインされたプレーでのゴールだったと話した。
しかし、今季は先制した試合で無敗だった浦和がここから勝利につなげられなかった。先制点から4分後、サイドチェンジを受けたG大阪DF藤春廣輝が入れたクロスは向かい風で失速し、槙野とFWパトリックが競ったところでボールは真下に落ちるような形になった。その混戦からこぼれたボールをFW宇佐美貴史が蹴り込んで同点になった。さらに同36分、コーナーキックからDF髙尾瑠に決勝のヘディングシュートを許した。
大槻監督はこの一連の流れについて「チャンスがなかったとも思わないし、相手の背後を取った場面も数回あったので、ゴールを決めたかった。そういうことを繰り返していくとサッカーですから、こういうことになるのかなという気がしている。2失点目のリスタートもキレイに決められたし、1失点目でクロスを上げさせた部分、クリアの1つ、2つを徹底させてあげられなかった。最後はどうにかして勝ち点1に最低でも結びつけたいゲームだった」と悔しがった。
一方で槙野は「2点目を失った瞬間の、ちょっとチームの同点に追いついてやろうとか、逆転してやろうという雰囲気とかパワーは、いつもよりは足りなかったかもしれません」と話す。先制すれば強みを見せていたチームだけに、逆転を許したことのダメージは大きかったのかもしれない。