武藤&柴崎が代表初ゴールも痛恨ドロー アギーレジャパン初勝利ならず
守護神がまさかのミス、不安定な守備を露呈
アギーレジャパン2戦目となった9日のベネズエラ戦(日産スタジアム)でFW武藤嘉紀とMF柴崎岳がそれぞれ代表初ゴールを決めた。試合は2度のリードを守れ切れず2-2のドローに終わった。
前半を0-0で折り返した日本は後半開始からFW大迫勇也に代えてFW岡崎慎司、FW柿谷曜一朗に代えて武藤を投入。その6分後、ドリブルで持ち込んだ武藤がペナルティーエリア外から左足を振り抜き、ゴール右隅にグラウンダーのシュートを突き刺した。
日本は同13分にDF水本裕貴が不用意なスライディングタックルで相手選手を倒してPKを与え、同点に。しかし、日本もすぐさま反撃。同21分に岡崎が左サイドのスペースを突くとゴール前を冷静に見てクロス。後方から走り込んだ柴崎が右ボレーでゴール左隅に叩き込んだ。
だが、日本の不安定な守備は続く。後半26分、DFシチェロが約25メートルの距離から無回転シュート。ボールはGK川島永嗣の正面に飛んだが、守護神はこれを弾き切れず、ゴールイン。痛恨のミスで再び同点となってしまった。
試合はこのままホイッスル。新戦力2人がゴールを決めたのは収穫だが、アギーレ監督は0-2で敗れたウルグアイ戦に続き、初勝利を挙げることはできなかった。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
page 1/1