「狂った男の全力疾走」 バルサGK、失点直結の“無謀飛び出し”に英注目「痛恨の大失態」
アトレティコに0-1敗戦のバルセロナ 守護神テア・シュテーゲンの判断ミスで決勝弾を献上
バルセロナは現地時間21日、リーガ・エスパニョーラ第10節でアトレティコ・マドリードと対戦し、敵地で0-1の敗戦を喫した。海外メディアは失点に直結したドイツ代表GKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲンの判断ミスによる無謀な飛び出しを、「痛恨の大失態を犯した」と大々的に取り上げている。
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ロナルド・クーマン新体制で今季に臨んだバルセロナだが、昨季限りでの退団を希望したエースのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシの不本意な残留や、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長の辞任などピッチ外での騒動が続き、チームも低調なスタートを切っている。そうしたなかで今節、アトレティコとのビッグゲームを迎えた。
今後の行方を占う重要な一戦で、守護神テア・シュテーゲンが痛恨の判断ミスを犯してしまう。0-0で迎えた前半アディショナルタイム、敵陣からのロングボールにアトレティコMFヤニック・カラスコがバルサ最終ラインの裏に鋭く抜け出した動きに対し、ペナルティーエリアから10メートル以上離れた位置までテア・シュテーゲンが飛び出す大胆さを見せる。しかし、先にボールを触ったカラスコにあっさりとかわされ、そのまま無人のゴールへと流し込まれた。
結果的にこの1点が決勝点となったが、判断ミスとなってしまった無謀な飛び出しに対し、英メディア「スポーツ・バイブル」は「テア・シュテーゲンが痛恨の大失態を犯した」と見出しを打ち、「同胞ノイアーのような最高の印象をもたらそうとしたが、惨めな失敗を喫し、ホームチームに得点をプレゼントした」と取り上げている。
記事では、「カウンター攻撃で危険な場面だったのは確かだが、あまりに早急な決断で、狂った男のように全力疾走したプレーで犠牲を払うことになった」と指摘している。バルセロナはこの敗戦により3勝2分3敗と中位に沈んでおり、近年稀に見る低調なシーズンのスタートとなっている。