宮市が移籍後初出場へ 復活のスピードスターが1部昇格の追い風に
今季開幕前に左膝を負傷
ドイツ2部ザンクトパウリFW宮市亮は、4月1日のウニオン・ベルリン戦で移籍後初出場を果たす可能性が浮上した。ブンデスリーガ公式サイトが報じている。
エワルト・リーネン監督は、「試合の状況次第ではリョウの出場の可能性はある」と語ったという。
ここ数年、宮市は苦しいキャリアを送ってきた。2011年に中京大中京高からアーセナルに移籍。50メートル走5秒台のスピードを武器に、期限付き移籍で所属したフェイエノールトで活躍した。だが、その後は度重なる故障に苦しみ結果を出せず。今季開幕前にザンクトパウリに移籍していた。
新天地でも今季開幕前の7月18日に左ひざ前十字靭帯(じんたい)断裂の大けがを負い、長期離脱を余儀なくされている。ザンクトパウリは来季1部昇格への戦いの真っ最中。入れ替え戦に出場可能な3位ニュルンベルクと勝ち点差8の4位につけている。
度重なる故障を乗り切ったスピードスターは、チームを2010-11シーズン以来となる1部昇格へと導く追い風となるだろうか。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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