怪物ハーランド、32分間で4ゴールの荒稼ぎに敵将も“お手上げ” 「氷のように冷酷」
後半2分に同点ゴールを決めたのを皮切りに、計4得点を奪って5-2の勝利に貢献
ドルトムントのノルウェー代表FWアーリング・ブラウト・ハーランドは現地時間21日、イタリア紙「トゥット・スポルト」が主催する、ヨーロッパでプレーする最も活躍した21歳以下の選手に贈られる賞「ゴールデンボーイ」に輝いた。同日のブンデスリーガの試合でも圧巻のゴールラッシュを見せている。
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ドルトムントは21日のブンデスリーガ第8節ヘルタ・ベルリン戦(5-2)、前半33分に先制を許し、敵地で難しい展開を強いられたが、後半にハーランドが爆発する。
後半2分、ドイツ代表MFエムレ・ジャンの右サイドからのグラウンダーのクロスをファーサイドで合わせて同点。その2分後には、ドイツ代表MFユリアン・ブラントのスルーパスにダイレクトで左足を振り抜き、強烈な勝ち越し弾をゴール右隅に突き刺す。
ハーランドの勢いは止まらず、後半17分に相手のバックパスミスを奪ってゴールを陥れてハットトリックを達成。4-2で迎えた同34分には、相手選手4人の隙間を縫うような動きでMFジュード・ベリンガムの絶妙な縦パスからこの日自身4点目を奪い、ゴールラッシュを締めくくった。
ブンデスリーガ公式サイトによれば、昨年12月末にオーストリア1部ザルツブルクからドルトムントに移籍したハーランドは、加入後22試合で23ゴールをマーク。これはリーグ新記録だという。オーストラリアのスポーツ専門局「Optus Sport」公式ツイッターは、「アーリング・ハーランドが32分間で4ゴール。この20歳は、ドルトムントでの今季公式戦12試合で15ゴールを挙げている」と報じている。
また、母国のノルウェー紙「Verdens Gang」はヘルタのブルーノ・ラッバディア監督が試合後の会見で「彼は氷のように冷酷だ」とのコメントを残したことを紹介。ヘルタもツイッターで「マシンは眠るのか?」と脱帽していたという。
同21日にゴールデンボーイ賞にも輝いたハーランド。まだ20歳、どこまで成長するのか、底なしのポテンシャルを示している。