ビジャレアル、PK弾でレアルに追いつき7戦無敗 後半44分に出場の久保、決定機も生かせず
久保は3試合連続のベンチスタート、後半44分から出場
ビジャレアルは現地時間21日、リーガ・エスパニョーラ第10節でレアル・マドリードと対戦し、ホームで1-1と引き分けた。日本代表MF久保建英はリーグ戦では3試合連続のベンチスタートとなり、後半44分から出場。短い時間のなかで決定機を迎えたが、折り返しのクロスは相手に引っかかった。
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スペイン2年目の久保は、今季レアルからビジャレアルに期限付き移籍するも、リーグ戦では開幕から6試合連続でベンチスタート。10月25日のリーガ第7節のカディス戦(0-0)で初先発も、直近の2試合では再び途中出場となっていた。一方、UEFAヨーロッパリーグ(EL)ではグループステージ3試合すべてに先発。5日の第3節マッカビ・テルアビブ戦(4-0)では、絶妙アシストを含む2得点に絡む活躍を見せている。
日本代表のオーストリア遠征に参加し、2試合に出場した久保は、再開初戦でいきなり保有元レアルとの一戦を迎えた。5勝3分1敗で暫定2位につけるビジャレアルと、5勝1分2敗で同4位レアルとの序盤戦の大一番。ウナイ・エメリ監督は再び久保をベンチに置き、チーム最多得点(5ゴール)のFWパコ・アルカセルは欠場、エースのFWジェラール・モレノ、MFダニエル・パレホらをピッチに送り出した。
試合はいきなり開始2分に動く。レアルがMFトニ・クロースから右サイドに展開。DFダニエル・カルバハルが抜け出すと、最後はクロスボールに飛び込んだFWマリアーノ・ディアスがダイビングヘッドで合わせて、アウェーチームが先制した。
ビジャレアルも同20分、右サイドからのG・モレノのクロスにパレホがヘディングで合わせるもゴールわずか上。一方のレアルも同35分、シュートのこぼれ球からマリアーノが決定機を迎えるが、シュートはゴール左ポストを直撃し、追加点を奪えなかった。
後半は静かな立ち上がりとなり、同11分にレアル陣内でのクロースのミスからG・モレノが決定機を迎えるが、シュートはゴール左へ外れた。そして同15分、エメリ監督は一気に3枚代え。この交代により右サイドにMFサムエル・チュクウェゼ、左サイドに18歳MFジェレミー・ピノが入り、G・モレノがセンターフォワードに移った。
この交代によりビジャレアルの攻撃が活性化。同25分には同じく途中出場の左サイドバックのDFペルビス・エストゥピニャンがマイナスクロスを送り、これをパレホが右足で狙うが、シュートはゴール左へと外れた。
さらにビジャレアルは同29分、エストゥピニャンのスルーパスに反応したチュクウェゼがGKティボー・クルトワに倒されてPKを獲得。同31分にG・モレノが決めて1-1の同点に追いついた。
久保は後半44分にMFモイ・ゴメスとの交代で投入されトップ下に入った。後半アディショナルタイムにはカウンターからペナルティーエリア左でフリーで受けたが、右足での折り返しは相手守備陣に引っかかった。
試合はこのまま1-1で終了。ビジャレアルはリーグ戦で7戦無敗(4勝3分)となった。
(FOOTBALL ZONE編集部)