「クボの番だ」 久保建英のレアル戦にスペイン紙注目「居場所があると示す場に…」
徐々に出場時間を伸ばすなか、保有権を持つレアルとの対戦へ
日本代表MF久保建英の所属するビジャレアルは現地時間21日、ホームでの第10節レアル・マドリードに臨む。久保にとっては所属元との対戦となるなか、スペイン紙は「クボの番だ」と見出しを打ち、ジネディーヌ・ジダン監督との“対決”に注目している。
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久保は2019年夏に名門レアル・マドリードと契約。移籍1年目の昨季はマジョルカ、今季はビジャレアルへの期限付き移籍となっている。今季はリーグ開幕6試合連続でベンチスタートだったが、UEFAヨーロッパリーグのグループステージ初戦で1得点2アシストを挙げてアピールすると、スタメン起用も増え始め、徐々に出場時間を伸ばしている。
そんななか、21日には今季初のレアル戦を迎える。“所属元”との対戦に、スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」は「タケ・クボの番だ」と見出しを打って注目。「日本人はプレシーズンをレアルで過ごすこともできなかったが、対戦相手としてジダンを驚かせようとしている」として、今節の位置付けを次のように記している。
「久保はEU圏外枠の問題もあり、レアルに留まることは難しかった。ジダンが能力を気に入っていても、パスポートの問題のため今夏のプレシーズンをチームとともに過ごせていない。だからこそ、土曜日の対戦は久保が失われたトレーニングでのチャンスを取り戻し、ジダンに来季のレアルでの居場所があると示す場になるかもしれない」
このように久保にとって重要な一戦となることを強調する一方で、「若手の久保に出場機会をあまり与えないことで批判の的にもなっているウナイ・エメリ監督次第でもある」と実際の出場時間がどれだけのものになるかも懸念されている。
日本代表のオーストリア遠征後ということもあり、久保の起用法がどうなるかは未知数なところもあるレアル戦。そのプレーは現地スペインでも注目されることになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)