日本は「驚きを与えてくれる国」 元神戸フィンク監督、Jリーグを回顧「良い思い出しかない」
「神戸は素晴らしい経験」 退任から約2カ月が経過し、仏メディアのインタビューに登場
今季途中までヴィッセル神戸で指揮を執り、9月に退任となったトルステン・フィンク氏が、フランスメディア「LEERO SPORT NEWS」のインタビューに応え、日本サッカーについて「発展を続けている」と語っている。
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フィンク氏はオーストリアのFKアウストリア・ウィーン、ドイツのハンブルガーSV、スイスのFCバーゼル、キプロスのAPOELニコシアなどで指揮を執り、2019年6月に神戸の監督に就任。天皇杯でクラブ初タイトルを獲得するなど手腕を発揮していたが、今季途中で退任が発表されていた。
現在は欧州に戻って充電期間を過ごすフィンク氏に、「LEERO SPORT NEWS」がインタビューを敢行。様々なテーマに関する質問がされるなかで、日本のサッカー文化について問われると、次のように回答している。
「日本では多くのレベルの高い選手がプレーしており、発展を続けている。驚きを与えてくれる国だよ。サッカーは人気のあるスポーツだが、一番人気は野球だね。友人たちとの良い思い出しかない。危険な雰囲気を感じたことは一度もないし、むしろその逆だね。スタジアムに来る人々は、チームを応援することに集中しているんだ。とても喜ばしいことだよ」
神戸では元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタら、世界トップクラスの実績を持つ選手たちも指導したフィンク氏。「重要なことはグループを作り上げることだ。良い関係を構築することができれば、こちらのメッセージも届くようになる」としたうえで、イニエスタらとの“別れ”にも触れている。
「一緒に良い仕事ができたと思っているし、別れ際にアンドレスと交わした言葉は今でも心の内にしまってある。感動する言葉だったし、彼ほどの選手からかけられたのだから、なおさらね。みんなと良い関係のまま別れることができた。サッカーはビジネスだ。監督をすると誰よりもそれを思い知ることになるし、受け入れなければならない。神戸は素晴らしい経験になったよ」
日本での約1年間の経験を、ポジティブに振り返ったフィンク氏。イニエスタらとともにタイトル獲得まで駆け抜けた日々は、何物にも代えがたい財産になっているようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)