“奇才”ビエルサの後任はリバプール英雄? リーズ次期監督候補にジェラード浮上と英報道

レンジャーズの元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード監督【写真:Getty Images】
レンジャーズの元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード監督【写真:Getty Images】

1年契約のビエルサ監督、後任候補にレンジャーズを率いるジェラード監督が浮上

 今季17年ぶりにプレミアリーグに復帰したリーズだが、その立役者となったのは“奇才”マルセロ・ビエルサ監督だった。リーズのファンからも絶大な人気を誇るアルゼンチン人指揮官だが、その契約は1年となっている。次期監督候補として、リバプールのレジェンドである元イングランド代表MFをリストアップしているという。英メディア「フットボール・インサイダー」が報じている。

 サッカー界きっての戦術家であり、その奇抜な行動から「エル・ロコ」(変人の意)の愛称を持つビエルサ監督。リーズがプレミアリーグ昇格を決めてからも、なかなか契約延長が発表されなかったが、今季はビエルサ監督が指揮を執ることとなった。だが、その契約は1年契約であり、来季以降は白紙となっている。

 そうしたなかで後任監督候補として注目を集めているのが、現在スコットランド1部リーグで12勝2分と無敗で首位を走るレンジャーズの元イングランド代表MFスティーブン・ジェラード監督だ。リバプールファンは、ユルゲン・クロップ監督の後任にと期待しているが、一足先にリーズの監督としてプレミアリーグに復帰することになるかもしれないという。

 この報道を受けて英メディア「GIVE ME SPORT」は、「リーズがジェラード監督に関心を示しているという報道は、彼らがレンジャーズからウイングのライアン・ケントを獲得した1カ月後に出てきた。ケントの移籍は打撃だが、ジェラード監督が離れることになれば、それ以上の影響が出てくるだろう」と伝えている。

 そして「40歳の監督は、いつかは古巣のリバプールの監督を務めたいという野心を隠していない。スコティッシュ・プレミアシップを制すことができれば、次の夏にビエルサ監督の後釜になることも前向きに考えるだろう」と結んだ。イングランド代表で同時期に活躍したフランク・ランパード監督がチェルシーを率いているが、ジェラード監督もプレミアの舞台に戻り、リーグを盛り上げることになるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)



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