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歴史的大敗のドイツ代表、“緊急会談”の舞台裏 レーブ監督続投決定…3つの理由とは?
スペインに0-6大敗、ドイツ紙が試合後のDFB幹部との緊急会談に注目
ドイツ代表は現地時間17日に行われたUEFAネーションズリーグのリーグAグループ4第6節でスペイン代表と対戦し、0-6で敗れた。歴史的大敗を喫したことで、指揮官であるヨアヒム・レーブ監督の更迭を求める声が高まっているが、ドイツサッカー連盟(DFB)は試合後の深夜に行われたレーブ監督とDFB幹部らとの緊急会談によって監督続投の方針を打ち出したと、ドイツ紙「ビルト」は報じている。
スペイン戦後のロッカールームで、選手たちに対して一言二言発しただけで、ひどく意気消沈した様子だったというレーブ監督は、その後チームとともに宿泊先のホテルに移動。すでに深夜になっていたが、レーブ監督はまず2人のアシスタントコーチと代表チームマネージャーのオリバー・ビアホフ氏とともにスペイン戦の分析を行い、「今の代表チームはクオリティーが低いわけではないが、ピッチ上であまりにも静かで、チームを引っ張っていけるリーダー格の選手が少なすぎる。ただし、欧州選手権までの残り約8カ月間ですべての問題を改善できる」との結論に達したという。
その後、レーブ監督はDFBのフリッツ・ケラー会長、同ライナー・コッホ副会長らDFB幹部との会談にも出席。その席上、幹部たちはレーブ監督に対して以下の3つを理由に挙げて更迭の可能性がないことを保証し、レーブ監督の続投が決まったという。
[1]準決勝進出こそならなかったが、ネーションズリーグでの下位リーグ降格は回避した
[2]来月組分けが行われるワールドカップ欧州予選は、直近のFIFAランクを基にシード分けが行われるが、ウクライナ戦の勝利によってトップシード入りがほぼ確実になった
[3]今年の代表戦8試合でDFBは十分な収益をあげていて、財政面からも監督更迭の必要性がない
ただし、DFBはレーブ監督続投の正式コメントをまだ出しておらず、このことを同紙は奇妙であるとも指摘している。いずれにせよ、ドイツの低迷は明らかであり、レーブ監督には早急なチーム立て直しが求められているのは間違いない。
(FOOTBALL ZONE編集部)