柴崎岳は「レガネスの不可欠なピース」 公式戦出場数チーム最多の“酷使”を現地紙懸念
リーグ戦と代表戦の計14試合出場はレガネスで最多
スペイン2部レガネスの日本代表MF柴崎岳は、所属選手の中で最も多くの公式戦に出場している選手だ。クラブ、代表ともにレギュラーとなっているが、スペインメディアは“酷使”に警鐘を鳴らしている。
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今季デポルティボからレガネスへ移籍した柴崎は、10月25日の第8節オビエド戦(2-1)で約3年ぶりのゴールを挙げ、2試合でアシストもマークするなど、中盤の主力として2部で4位につけるチームに貢献している。一方で、日本代表でもボランチの一番手となっており、10月・11月と2シリーズ連続で招集された。
そのなかで、スペイン紙「AS」は「レガネスが警戒するガク・シバサキのマラソン」との見出しで、柴崎の現状について懸念している。
「ガク・シバサキはサッカーの“マラソンランナー”になろうとしている。今季、デビューしたぺピネーロ(レガネスの愛称)で633分、代表で319分と出場時間が1000分に近づいている。2カ月弱の短期間で14試合・計952分を重ねたことは(本拠地)ブタルケでの心配材料だ。
すでにガクには、第2節ルーゴ戦の前半途中に筋肉の違和感でベンチに引き上げるというヒヤリとする瞬間があった。幸運にも回復し、続くカルタヘナ戦で出場するための時間があった。なおレガネスが抱える他の代表選手、オメルオはミランデス戦で負傷(肉離れ)、奇しくも短期間での出場時間が重なったのがその理由だった。今後レガネスは2週間足らずで5試合を戦う状態になる。ガクはホセ・ルイス・マルティ監督にとってレガネスのプロジェクトの必要不可欠なピースで、欠場したのは2試合だけ。残る10試合で常に主役の役目を担い、ほぼ常時先発している。開幕節のラス・パルマス戦、カルタヘナ戦、そしてアウェーのサバデル戦の3試合でベンチに座っただけとなっている」
直近の11月の日本代表シリーズでも2試合とも先発出場しており、疲労が懸念されるところだ。