- HOME
- 今日のピックアップ記事
- 「本当に酷い試合」 歴史的大敗のドイツを代表OBが酷評、独紙は監督交代の動きに言及
「本当に酷い試合」 歴史的大敗のドイツを代表OBが酷評、独紙は監督交代の動きに言及
ネーションズリーグでスペインに0-6と大敗、シュバインシュタイガー氏は闘う姿勢を疑問視
ドイツ代表は現地時間17日に行われたUEFAネーションズリーグのリーグAグループ4第6節でスペイン代表と対戦し、0-6と大敗した。この歴史的な敗戦を受けて、同国では代表チームへの批判が噴出。ヨアヒム・レーブ監督の進退に関するドイツサッカー連盟(DFB)の動きについて報じる現地メディアも出始めている。
引き分け以上で決勝トーナメント進出を決められる優位な状況で、2位スペインとのアウェーゲームに臨んだグループ首位のドイツだったが、前半17分にCKからFWアルバロ・モラタ(ユベントス)にヘディングで先制点を決められると、同33分と38分にも立て続けにゴールを許して前半だけで3失点。後半もFWフェラン・トーレス(マンチェスター・シティ)のハットトリックなどでさらに引き離され、終わってみれば1931年のオーストリア戦以来となる6点差での歴史的大敗となった。
試合後、元ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガー氏は、現代表チームの戦いぶりについてドイツ国営放送「ARD」で問われると、「本当に酷い試合だった。僕の気に障ったのは、彼らが全く抵抗しようとしなかったことだ。チームとして機能していなかったし、味方同士のコーチングもなかった。スペインの選手たちの声しか聞こえてこなかった」と酷評。さらに「今日から明日にかけて全部作り変える必要はないけど、いくつかの問題についてはしっかりと対処しなくてはならない。変化が必要だ。ドイツはああいう試合をしてはいけないんだ。代表チームが背負うべき価値というものがあるが、スペイン戦ではそれが見られなかった」と強い口調で奮起を促した。
一方、ドイツ紙「ビルト」によると、DFBは来年開催予定の欧州選手権まではレーブ監督を続投させ、同大会の結果によっては更迭してバイエルンのハンジ・フリック監督を後任として招聘するプランを検討しているという。同紙の取材に対して、複数のDFB関係者が「欧州選手権でヨギ(レーブ監督の愛称)はおしまい」とコメントしたとも伝えている。
2018年のロシア・ワールドカップでグループリーグ敗退となって以降、若手主体のチームに切り替えたドイツだが、再建まではまだまだ険しい道のりが続きそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)