西川、ハリルJ正守護神の座に近づく好セーブ連発! 「無失点のことだけを考えていた」
2次予選全試合無失点に大きく貢献、3点目の起点にも
無失点での勝利にトレードマークの笑顔が弾けた。日本代表GK西川周作(浦和)は、29日のワールドカップアジア2次予選シリア戦に先発フル出場すると、ファインセーブを連発して5-0の無失点勝利に大きく貢献した。
試合後、西川は「今日は本当に無失点のことだけを考えて、いかにゴールを守ることだけを考えて入りました。やることはしっかりできたと思います」と、試合を振り返った。
2次予選最終戦、ゴールラッシュとなった日本だが、ピンチの連続になる場面があった。前半はほぼ完全にシャットアウトしたシリアのカウンター攻撃だが、後半に入るとシュートまで持ち込まれる場面が増え始めた。後半30分を過ぎた頃には、自陣で味方選手がボールを奪われる場面も生まれたが、日本のゴールに西川が立ちはだかった。鋭い反応で枠内シュートを次々にセーブし、最後までゴールを割らせなかった。
殊勲のGKは「本当に味方がきつくなってくる時間帯でしっかりゴールを守ることができたと思います」と、充実感のある表情を見せた。
そして、そのご褒美のように、後半41分にはGK西川からスタートした攻撃で本田圭佑(ACミラン)のゴールが生まれ、3-0と試合の趨勢を決定づけた。フィールドプレーヤー並の足下の技術を持ち、ビルドアップにも積極的に参加。ドイツ代表GKマヌエル・ノイアーや同代表GKテア・シュテーゲンを参考にしているという西川は、そのゴールをことのほか喜んでいる。
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