冨安指導のミハイロビッチ監督、闘病生活の胸中を告白 「負ける可能性を考えたことはない」
骨髄移植から1年が経過した10月29日の検査は「完璧だった」
日本代表DF冨安健洋が所属するセリエA・ボローニャの指揮官で、昨年7月に急性白血病であることが発覚したシニシャ・ミハイロビッチ監督が、闘病中に「病気に負ける可能性は一度も考えなかった」と語った。イタリアメディア「フットボール・イタリア」が報じている。
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ミハイロビッチ監督は現役時代にセリエAではサンプドリアやラツィオでプレーし、正確かつ強烈なセットプレーキッカーとして知られた。2006年に現役を引退してからはイタリアのクラブやセルビア代表監督を歴任し、15-16シーズンにはACミランで元日本代表MF本田圭佑(現ボタフォゴ)と“共闘”。2019年1月からボローニャを率いており、昨夏にベルギーのシント=トロイデンから移籍した冨安も現在、指導を受けている。
しかし、昨季開幕前に白血病と診断されたことが発覚。数カ月にわたる化学療法と骨髄移植を受け、入院生活と並行ながらチームの指揮を執る闘志を見せ続けてきた。
今年6月に、2023年6月30日まで契約延長したが、イタリアのテレビ番組「Domenica in」で、「大切なのは参加することだなどと言う人間ではない。私は勝ちたいんだ。だから、今回のバトル(闘病)でもそのアプローチをした。どんな犠牲を払ってでも勝ちたいと強く願うこと。一度も負ける可能性を考えたことはない」と、強い気持ちで病気に向き合っていたことを告白した。
「最初から、自分のためにも家族のためにも、このバトルには負けられないと自分に言い聞かせていた。3カ月ごとに受診する必要があり、直近は骨髄移植から1年経った10月29日だった。完璧なだった」
ミハイロビッチ監督の強い意志も実り、術後の経過はここまで良好のようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)