出てない?…ライン上でボールが止まる珍事 戸惑う名古屋DFに反響「めっちゃ笑った」
名古屋対FC東京で珍シーン発生、副審の様子を確認したDF吉田の姿にファン反応
名古屋グランパスは15日、J1リーグ第27節でFC東京と対戦し、後半アディショナルタイムに生まれた劇的な決勝ゴールで1-0と勝利し、暫定3位に浮上した。1点を争う緊迫した攻防が展開されたなか、前半にボールがゴールラインを割るギリギリの位置でストップする珍しいシーンが生まれ、話題を呼んでいる。
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来季のAFCチャンピオンズリーグ(ACL)出場圏内の3位を巡る上位対決は、前半から手堅い守備をベースとする両者が互角の攻防を演じた。そして0-0で推移した試合は、後半アディショナルタイムにドラマが生まれる。名古屋FWマテウスのシュートがペナルティーエリア内で相手のハンドを誘いPK判定。これをマテウスが決めて、ホームの名古屋が劇的な勝利を収めた。
1点を争う緊迫したゲームとなったが、前半に豊田スタジアムが沸くシーンがあった。前半34分、名古屋がFC東京の波状攻撃を受けるなか、自陣左サイドでマテウスと相手DF中村帆高が対峙。中村は縦にボールを蹴って突破を試みるが、ボールのみが転がり、カバーリングに入った名古屋DF吉田豊がクリアを試みようとした。
その時、試合を中継する「DAZN」でも味方から「アウト、アウト」という声がかかっていたことが確認でき、吉田はクリアせずにボールがゴールラインを割るのを見守った。だが次第に勢いをなくし、ボールの端が完全にラインを割らない状態でストップ。まさかの事態に吉田は、後方にいた副審の様子を振り返って見るがフラッグは上がらず。一瞬、戸惑う様子を見せたことで場内も沸いたが、吉田はすぐにボールを前に運び前方へパスを供給した。
この珍しいシーンはファンの印象にも残っていたようで、Jリーグ公式YouTubeチャンネルが公開した試合ハイライトには収録されていなかったものの、コメント欄に「吉田豊の『出てないよね?』でめっちゃ笑った」「吉田豊のボールプレイ笑えたわ」との反応が寄せられていた。