「残忍なキック」 テベスが開始「3.7秒」で危険タックル…海外指摘「退場させられるべき」

元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスの残忍なタックルに【写真:Getty Images】
元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスの残忍なタックルに【写真:Getty Images】

ボカFWテベス、キックオフ直後の危険なプレーでイエローカードを受け話題に

 元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスは、2018年から古巣ボカ・ジュニアーズに戻り、背番号10をつけてプレーしている。下部組織時代から過ごす母国名門の“顔”となっているが、現地時間15日に行われた試合で試合開始「3.7秒」で危険タックルを繰り出し、イエローカードを受けたことが海外メディアで話題となっている。

 ボカの下部組織で育ち2001年にトップデビューを果たしたテベスは、03年のコパ・リベルタドーレスとトヨタカップ(現クラブワールドカップ)制覇に貢献すると、06年にウェストハムに移籍して欧州進出。翌シーズンにはマンチェスター・ユナイテッドへステップアップを果たすと、マンチェスター・シティ、ユベントスとビッグクラブを渡り歩き、数々のタイトル獲得に貢献した。その後は上海申花にも在籍したテベスだが、18年に古巣ボカに“2度目”の復帰。攻撃陣の柱としてチームを牽引している。

 2019-20シーズンのアルゼンチン1部リーグを制し、王者として迎えた今季。15日に行われたファーストステージ第3節で、ボカはタジェレス・デ・コルドバに0-1で敗れた。その試合で話題になっているのが、キックオフ直後に生まれたシーンだ。

 タジェレスのボールでキックオフされ、MFトーマス・ポチェッティーノがドリブルで運びセンターサークル内から前方へパスを送る。すると次の瞬間、右後方から猛然とプレスをかけてボール奪取を狙ったテベスの左足裏が、ポチェッティーノの右ふくらはぎ付近を直撃。パスを出し終えた直後の危険なアフタータックルにより、ポチェッティーノはピッチに転倒。ヘルマン・デルフィーノ主審はすぐさまイエローカードを提示した。

 スポーツ専門局「ESPN」アルゼンチン版は、このシーンの画像とともに開始わずか「3.7秒」でのファウルだったことを報道。同局のスポーツ情報番組「スポーツセンター」も、公式ツイッターで「信じられない:テベスは試合の10秒未満でイエローカードを受けた!」と伝えている。

 また、テベスの足裏を見せたタックルが、一歩間違えば大怪我を招きかねない危険なタックルだったこともあり、アルゼンチン紙「Ole」は「彼は退場させられるべきだった」と指摘。中南米のサッカー専門サイト「BOLAVIP」アルゼンチン版公式ツイッターも「ポチェッティーノは奇跡的に骨折しなかった」、メキシコメディア「La Afición」公式ツイッターも「残忍なキック」と、テベスがキックオフ直後のタイミングで危険なタックルを繰り出したと、驚きをもって伝えていた。

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