チェルシーの英雄チェフ、メッシ“封じ”の秘訣を伝授 12年間で全10試合を無失点「私の作戦は…」
チェフがメッシと対戦した過去について言及 「一度もゴールを許さなかった」
チェルシーのレジェンド守護神である元チェコ代表GKペトル・チェフ氏が、世界最高の選手として名高いバルセロナのアルゼンチン代表FWリオネル・メッシと対戦した現役時代を回想。自らの武勇伝に、チェルシー時代に対戦した全10試合で一度もメッシにゴールを許さなかったことを挙げている。米オンラインニュースサイト「インターナショナル・ビジネス・タイムズ(IBTimes)」が伝えた。
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チェフ氏は2004年から15年までチェルシーの守護神として活躍し、数々のタイトルを獲得。その後アーセナルに移籍し、昨季限りで現役生活に終止符を打ち、現在はチェルシーのテクニカル及びパフォーマンスアドバイザーを務めている。ただ、先月には新型コロナウイルス禍での緊急事態を受けて、プレミアリーグの出場メンバーに登録されていた。
そんなレジェンドが、チェルシーのマッチデープログラムで過去のメッシとの直接対決を回想。「彼が私からゴールを奪うまで長い時間がかかった。10試合だ。最終的に決めたのは私がアーセナルに移ってからのこと」と述べ、チェルシーとバルセロナが熱いライバル争いを繰り広げていた2004年から12年の間、チェフはその全10試合でゴールを守ったが一度も“天才”メッシに得点を許さなかったという。
なかでも、一番のセーブに挙げたのは2012年UEFAチャンピオンズリーグ(CL)準決勝のセカンドレグでのPKストップ。決勝進出をかけた大事な一戦でエースのメッシはPKを外し、最終的にバルセロナは敗退している。
「彼に何ができるのか、何をしようとするかを考えていた。だから、私の作戦はとにかく彼がどこを狙うか分かるまで待つことだった。彼が狙った方向に私が動いたので、彼は高めに蹴らなければならないと思ったのだろう。でも、浮かせすぎてバーに当たったんだ」
そして、「私がチェルシーにいる間、彼には一度もゴールを許さなかった。彼を相手にクリーンシートを記録したことは本当にうれしいよ」とコメント。世界屈指のGKとして名を馳せたチェフにとっても、メッシからゴールを守りきったチェルシーでの10試合は今でも特別な思い出のようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)