バルサ、124億円でムバッペ獲得が可能だった!? “ネイマール後継者”候補も…別選手を補強
モナコ会長もバルサ行きを望んだが…最終的にデンベレを獲得
パリ・サンジェルマン(PSG)に所属するフランス代表FWキリアン・ムバッペは、現在、世界で最も注目を集める若手ストライカーだ。ドイツ移籍サイト「Transfermakt」では、その市場価格は1億8000万ユーロ(約223億円)とされているが、数年前にバルセロナが1億ユーロ(約124億円)で獲得できる可能性があったとスペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じている。
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2018年のロシア・ワールドカップ(W杯)でフランス代表を優勝に導くなど、ムバッペの評価は高まっている。移籍市場が開くたびに、レアル・マドリードへの移籍が噂されるが、2017年にはバルセロナに加入する可能性があったという。バルセロナのトップチームの責任者であるハビエル・ボルダス氏が「ムンド・デポルティーボ」のインタビュー内で明かしている。
「(ウスマン・)デンベレと契約する際に、ムバッペの獲得も可能だと言われていた。バルトメウ会長に話したら、彼を見るように言われた。彼の父に電話した時には、レアルには行かないと言っていたんだ。彼らにはクリスティアーノ(・ロナウド)、(カリム・)ベンゼマ、(ギャレス・)ベイルがいたからだ。そして、ネイマールがいなくなったバルサには行く可能性がある、とね。モナコの会長も、直接のライバルであるPSGの強化を阻むためにバルセロナ行きを望んでいたんだ。1億ユーロで交渉はまとまるはずだった」
しかし、最終的にバルサはフランス代表FWウスマン・デンベレを獲得することになったという。幹部内でも意見が割れていたと、ボルダス氏は内情を明かす。
「ロベルト(・フェルナンデスSD)がデンベレを好み、ペップ・セグラが同調した。彼らの説明は、デンベレはチームのために戦うが、ムバッペは自分のためにプレーしているというものだった。ネイ(マール)の穴を埋めようとしていたから、フィニッシュを決める選手よりも、サイドの選手を好んだんだ」
バルサに180億円という移籍金で加入したデンベレは、負傷続きで活躍できない時間が続いている。もし、この時にムバッペを獲得していたら、バルサの歴史は大きく変わっていたかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部)