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S・ラモスがスペイン代表史上初の1試合PK2本失敗 監督はキッカー変更を考えず「選ばれた者」
エンリケ監督の信頼は揺らがず「もっと多くのPKがあれば、セルヒオ・ラモスに蹴らせていた」
スペイン代表は、14日に行われたUEFAネーションズリーグ第5節でスイス代表と1-1で引き分けた。この試合、スペインは2度のPKが与えられ、PKの名手であるスペイン代表DFセルヒオ・ラモスがいずれも失敗。しかし、ルイス・エンリケ監督は今後もラモスをPKキッカーに指名し続けるようだ。スペイン紙「エル・エスパニョル」が指揮官のコメントを紹介している。
この試合はラモスにとって、記念すべき試合だった。代表キャップを177に伸ばし、元イタリア代表GKジャンルイジ・ブッフォンの記録を抜き、欧州で最多キャップ数を保有する選手になったからだ。勝利で自ら祝いたいラモスだったが、後半12分と後半34分に2度のPKがあったが、いずれもGKヤン・ゾマーに阻まれた。
ラモスは所属するレアル・マドリードでもPKのキッカーを務めており、2018年5月以降、25度のPKを一度も失敗していなかった。スイスに先制を許したスペインは、試合終盤に一人少ないスイスからFWジェラール(ビジャレアル)が同点ゴールを決め、1-1に追いついたものの、ラモスは1試合で2度のPKを失敗した初のスペイン代表選手となってしまった。
ラモスに2度のPKを任せたことについて、疑問を唱える向きもあるが、エンリケ監督はレアルのキャプテンに揺るぎない信頼を寄せているようだ。
「二つ目のPKを蹴る前に、ラモスに何を言ったかは覚えていない。セルヒオの残した記録は選ばれた者だけが作れるものだ。この試合でもっとPKがあれば、3本目でも、4本目でも、彼が蹴り続けただろう。25本連続で決めていたんだ。サッカーとはそういうものだ」
記念すべき一戦で、思わぬ屈辱を味わうことになったラモス。だが、今後もキャップ数、そしてゴール数も増やしていくことになりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)