鎌田&堂安は「序盤戦の勝者」…ブンデス公式が選出 「周囲に実力を認めさせた」
開幕7試合で好パフォーマンスを見せた選手を、ブンデス公式が各クラブ1人ずつ選出
ブンデスリーガは第7節まで終了し、現在は国際Aマッチウィークによる中断期間に入っている。昨季の三冠王者バイエルン・ミュンヘンが首位に立ち、RBライプツィヒ、ドルトムントなど強豪も上位に顔を出すなか、ブンデス公式サイトは「18人の勝者たち。この選手たちが良い滑り出しを見せた」と題し、今季開幕から好調を維持している選手を各クラブから1名ずつ選出した。日本人選手ではフランクフルトの日本代表MF鎌田大地、ビーレフェルトの日本代表MF堂安律の2人が、「シーズン序盤の勝者」として取り上げられている。
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鎌田は昨季公式戦48試合に出場して10ゴール9アシストを記録。この成績が評価されて今年9月にフランクフルトとの契約延長を勝ち取ると、今季もここまでリーグ戦全7試合に先発出場して1ゴール4アシストをマークし、契約延長発表の際の記者会見で今季の目標として掲げていた「ブンデスリーガでゴール・アシスト合わせて15得点に関与」という数字も、十分に狙えるペースで結果を残している。
ブンデス公式サイトも鎌田について、「フランクフルトで大きく成長し、重要な選手となった。昨季のブンデスリーガでは28試合に出場し、今季もトップ下のポジションで常に先発に名を連ねている」と、すでにフランクフルトでレギュラーの座を掴んでいると紹介。さらに「得点関与数はすでに4回(1ゴール3アシスト)で、チームメートのシュートをアシストした回数28回はリーグ最多の数字だ。また、同僚のフィリップ・コスティッチが不在の時にはほぼすべてのセットプレーの場面でキッカーを任されている」と具体的なデータを挙げて、同選手がフランクフルトの攻撃において欠かせぬ存在であることを強調している。
一方、9月にオランダのPSVから1年間の期限付き移籍でビーレフェルトに加入した堂安も、「両サイドもしくはトップ下としてもプレーできるが、開幕から3試合は攻撃的MFのポジションで積極的なプレーを見せていた。最近は彼の最も好きな位置である右サイドで起用され、特にバイエルンとの試合では周囲にその実力を認めさせた。『違いを作れる選手』であることを示し、マヌエル・ノイアーから自身のブンデスリーガ初ゴールを決めてみせた」として、昇格組のビーレフェルトで早くもチームの牽引役として目立った活躍を見せていると紹介されている。
鎌田と堂安のほか、シュツットガルトの遠藤航もデュエル勝利数でリーグ1位となるなど、今季のブンデスリーガは複数の日本人選手の活躍が現地メディアでも大きく取り上げられるシーズンとなっている。