メッシ、マンC移籍の可能性で鍵を握るのは? 海外記者が“2人のキーマン”を指摘
恩師グアルディオラ監督と同胞アグエロの残留がシティ移籍の最低条件か
今季終了後に移籍金ゼロでバルセロナを退団する可能性が噂されているアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、マンチェスター・シティが新天地の最有力と見られている。英メディア「スポーツ・ウィットネス」は、シティがメッシを獲得するにあたり極めて重要となるであろう「二つの条件」を挙げている。
エルネスト・バルベルデ監督の解任劇などで、ジョゼップ・マリア・バルトメウ会長らのクラブ上層部への不信感を募らせたメッシは昨季終了後、ついに退団希望を表明した。最終的には残留を決断し、下部組織時代から所属するクラブのために戦っている。
来季の去就に関しては不透明なままだが、メッシとバルサの契約満了は2021年6月末までとなっており、来年1月にオープンする移籍市場において他クラブと条件について話し合いの場を持つことができる。再び、メッシ獲得に最も近いクラブとして挙げられているのがシティだ。
スペインのテレビ番組「エル・チリンギート」のホセ・アルバレス記者は、シティが最有力候補の地位を維持するためには「極めて重要な二つの条件」があると主張している。
一つ目は、現在シティを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督の存在だ。名将はバルセロナの黄金期を築き上げ、4年間でメッシとともに3度のリーガ・エスパニョーラ制覇、2度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝など、数々のタイトルを獲得してきた。
グアルディオラ監督とシティと今季限りで契約満了を迎、続投はシーズンの結果に大きく左右されることになる。しかし、シティがメッシを獲得するうえでは、恩師であるグアルディオラ監督がいることが重要な要素になるだろう。
二つ目は、メッシの同胞でシティFWのセルヒオ・アグエロの存在。アグエロの現行契約も今季限りとなっているが、アルゼンチン代表のチームメイトというだけでなく、ピッチ外でも”親友”であるアグエロの残留も、メッシが移籍を決断するにあたりグアルディオラ監督と同じくらい重要視する可能性がある。
シティがメッシを獲得するためのハードルは高いが、“条件”をクリアすれば決して不可能ではないかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)