南野、パナマ戦での“極めて重要な2つの貢献”を英記者が指摘 「彼が突出しているのは…」

南野がパナマ戦で示した“2つの貢献” 「彼の能力の本質を発揮した」

 選手交代により、日本はパナマを相手に主導権を握るだけの良いプラットフォームを手にした。三好康児は相手陣地で唯一、真の脅威をもたらしているように見え、とりわけボールを足元で受けて、守備陣の中に切り込むプレーが際立っていた。南野拓実はセンターFWとは言えず、難しそうなのは明白だったが、後半に入ると確かな改善を示した。守備陣を脅かすうえで、ペナルティーエリア内で存在感を欠いていたが、中盤に落ちてきた時は、極めて重要な2つの貢献を見せたと言える。

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 1つ目は、彼の能力の本質を発揮し、長友佑都に輝かしいパスを供給した。このベテランは枠外に外してしまったものの、間違いなく、日本にとって最高のプレーの流れだった。そして、久保建英からボールが供給され、相手GKルイス・メヒアに倒されてPKを勝ち取った場面。彼が突出しているのは、まさにあのような活気のある瞬発的なプレーだ。

 しかし、その後にメヒアが浅野拓磨に対し酷いチャレンジを敢行し、パナマが10人に減った時でさえ、日本は勝利に向け点差を広げることはできなかった。今の日本代表は傑出したチームを形成できておらず、実用的な方法で構成されているチームだ。それなりの結果は残しているものの、視聴者としては耐え難いかもしれない。我々は、メキシコ戦ではもっと目を引く何かがあることを祈るだけだ。

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(マイケル・チャーチ/Michael Church)



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マイケル・チャーチ

アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。

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