代表2戦目の武藤 ベネズエラ戦で「次は決めたい」

初出場の次は初ゴール

 初招集で話題を集めるFW武藤嘉紀(FC東京)は8日、日本代表として2試合目となるベネズエラ戦(9日・横浜国際)への出場に意欲を示した。
 5日のウルグアイ戦で代表初キャップを刻んだ男は、「この間は緊張したけど、出場できて肩の荷が下りた」とあけすけに語り、こう振り返った。
「手応えはだいぶつかめている。あとは萎縮することなくやりたい。(アギーレ監督は)戦術的な練習をしたが、難しいことを要求されなかった。いくつかの(攻撃の)選択肢をチームでしっかり認識できた」。そして、続けた。「ゴールは次は決めたいです」。
 代表デビュー戦となったウルグアイ戦では、途中出場でポストをたたくシュートも放った。口にした代表初ゴール宣言は、自らにプレッシャーを掛けているようにも映る。だが、そのための準備は怠ってはいない。
「ベネズエラ戦の映像はまだ見てません。イメージというより、自分はサイドだろうから裏を狙ったり、スピードを生かしたりしてカウンター狙いになる。途中からでもスタメンでも準備はできています」
 さらに、取材陣から「監督が先発5人を変えると明言したが?」と尋ねられると、こう答えた。
「先発で出場できたら攻守で動きたい。前目で出れれば得点やアシストが大事になってくる」
 初めて日の丸を背負う男は、浮かれることなく自分の仕事に集中している。「萎縮することなくやりたい」。その言葉からは、地に足を着け、2戦目はもっとできるという自信がうかがえた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web

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