「今まで見たことない」 元日本代表監督ザッケローニ、古巣ミランの39歳FWイブラを絶賛
ザッケローニ氏、伊メディアのインタビューで首位に立つ古巣ミランに言及
元日本代表監督のアルベルト・ザッケローニ氏が、イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」のインタビューに応じ、イタリア・セリエAで首位を走るACミランを牽引する元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモビッチを絶賛している。
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ザッケローニ氏はウディネーゼで3-4-3システムを採用した革新的な戦術で名を馳せ、ミラン監督時代の1998-99シーズンにはチームをリーグ優勝に導いた。“北の3強”と呼ばれるミラン、ユベントス、インテルすべてで指揮を執り、2010年から14年までは日本代表の監督を務めた。その後、中国の北京国安とUAE代表の監督を歴任し、今年の7月に監督業からの引退を表明。現在はイタリアサッカー界のご意見番的な位置にある。
そのザック氏が、リーグ開幕から5勝2分で首位に立つミランで、5試合出場ながら8ゴールと得点王レースの首位にも立っているイブラヒモビッチを絶賛。10月に39歳の誕生日を迎えながら、衰えを見せぬストライカーを称えている。
「ロッソネリ(ミランの愛称)は、他のどのクラブよりも上手くスタートした。彼らが止まることなく、(昨季から)仕事を継続したからだ。リーグ戦は多くの要因によって条件が変わるので、折り返し地点を待ってみよう。しかし、そのチームにおいて決定的な存在が39歳の選手だったというのは、今までに見たことがない。彼はリーグのなかでも最も明晰さや信念、決意を持っている。現時点でのイブラはエネルギーに満ち、他の選手にも好影響だ」
ザック氏はこう語り、大ベテランの域にあるはずのイブラヒモビッチが見せている姿は、今までに見たことがないものだとした。“カリスマ”ストライカーは今や、常識では測れない域にいるのかもしれない。
ザック氏は古巣ミランについて「左サイドの守備を解決する必要はある」と、課題を指摘するのも忘れなかった。絶対王者ユベントスの10連覇をストップする最有力候補に躍り出ている名門と、その最前線で躍動するイブラヒモビッチには今後も注目が集まりそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)