ピッチ上の激論を奨励するハリル監督 長谷部ら「選手から意見が出てくるようになった」
シリア戦でもピッチ上の全員が円陣を組むか
「合宿でディテールを毎日のように話してきた。そして今は、選手からも意見が出てくるようになった。長谷部などから『こうした方がいいのではないか』とか出てきた。いろんな意見を聞き、私もアイデアを出している」
長年チームのキャプテンを務める長谷部を筆頭に、自分の意見を指揮官にぶつける選手が出てきたが、試合中も選手間での忌憚のない意見交換を求めている。
「もっとコミュニケーションも取ってほしい。素晴らしい人間ばかり。あとはグラウンド外は素晴らしいのだから、もっとグラウンド内で取ってほしい」
アフガニスタン戦の前半には相手選手が負傷した際、長谷部を中心にGK東口順昭を含めたピッチの全員が円陣になり、意見を交わすシーンもあった。2次予選ラストゲームはグループ内で最大の強敵であるシリアを相手に、すべての選手が思いを再び一つにできるか――。新たに取り組んでいるシステム以上に、ハリルホジッチ監督が注視するポイントとなりそうだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images
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