ピッチ上の激論を奨励するハリル監督 長谷部ら「選手から意見が出てくるようになった」

アフガニスタン戦の5-0快勝を評価も、さらなる共通理解の浸透を求める

 ハリルジャパン2年目の進化は、「相互コミュニケーション」によって生み出されるのか。ロシア・ワールドカップのアジア2次予選シリア戦を前日に控え、バヒド・ハリルホジッチ監督は会見に臨み、試合中にも「もっとコミュニケーションを取ってほしい」と、さらなる共通理解を深めることを要望した。

 5-0で快勝したアフガニスタン戦後、日本代表は他グループの結果によって最終予選進出を決めた。ダイヤモンド型4-4-2のフォーメーションを採用し、トップ下のMF清武弘嗣、2トップのFW岡崎慎司とFW金崎夢生がそれぞれゴールをマークした。指揮官はこの結果に一定の評価を与えつつも、前節からのスタメン変更を示唆している。

「どのシステムであっても、自動化するのに時間は必要だ。このシステム(4-4-2)は近くのポジション移動、サイドのポジション移動、2トップの近い距離の関係が大事になる。明日も変更がある。もしかしたら、新しく映るかもしれない」

 新たなシステムを授けるとともに、今年に入ってからの変化と言えば、オフ・ザ・ピッチでの選手たちとの関係性だ。アフガニスタン戦後の25日には、DF槙野智章が提案した選手での食事会を快諾。日本代表監督に就任した昨年は規律を重視したハリルホジッチ監督だが、徐々に“日本流”を受け入れている模様だ。それと同時に、最終予選以降の「難しいプロジェクト」を達成するために、一つの課題を口にした。

 

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