英雄リバウド、苦境の古巣バルサを分析 「メッシレベルの選手を納得させるのは難しい」
ファティの負傷離脱により、クーマン監督は苦しい台所事情を強いられることに
バルセロナのレジェンドである元ブラジル代表FWリバウド氏が、英ブックメーカー「Betfair」のコラムで、古巣の現況やロナルド・クーマン新監督などに言及。新たなストライカーを獲得する必要があるなどの見解を示した。スペイン紙「マルカ」が伝えている。
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バルセロナでは、クラブの新たなスター候補であるスペイン代表FWアンス・ファティが今月7日のリーガ・エスパニョーラ第9節ベティス戦(5-2)で負傷。左膝内側半月板の損傷で長期離脱は回避できないと見られている。
リバウド氏は、「アンス・ファティが怪我をする前から、私はバルセロナは誰かを獲得するべきだと思っていたが、今はなおさらそう思う」と古巣について見解を述べている。
「チャンピオンズリーグで勝ちたいのなら新たなストライカーを1人か2人獲得すべきだ。クーマンには、特にビッグゲームや大一番で、高い決定力があり、コンペティティブな攻撃のラインナップを組むために、もっと選択肢があるべき。ファティは非常に良いプレーをしていて、自信を得て、チームでより大きな影響力のある選手になりつつあるところだった。クーマンはファティの離脱でまた頭を痛めていることだろう」
ただ、そうすることで、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシのようなスーパースターのマネジメントという難しい課題をすでに担っているクーマン監督にさらなる苦行を強いることになる可能性も指摘。「メッシレベルの選手に、ベンチスタートが良い選択であると納得させるのは簡単なことではない。メッシは常にプレーを求めているから」としつつも、メッシが後半からファティに代わってピッチに立ち、2得点などで勝利に貢献したベティス戦を振り返った。
「ただ、(ベティス戦では)完璧だった。メッシは素晴らしいプレーを見せたし、それだけでなく、今後に向けてもエネルギーを温存することができたんだ。それにメッシが不満げだったようにも見えなかったし、後半に違いを作るため頑張っていたようにも思う。ビッグクラブにおいて、監督が選手たちを上手くマネジメントをするのは重要。選手らの信頼を得るために、クリアにコミュニケーションを図らなければならない。クーマンは上手くやっていると思う」
暫定8位(3勝2分2敗)と波に乗り切れていないバルセロナだが、リバウド氏は古巣の難しい状況をおもんぱかっていた。
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(FOOTBALL ZONE編集部)