南野の決勝PK弾でパナマを1-0撃破 “オール欧州組”の日本代表、3戦連続無失点で2連勝
前半は攻めあぐねるも後半に南野のPK弾で流れをつかむ
日本代表は現地時間13日、オーストリアのグラーツでパナマ代表との国際親善試合に臨み、FW南野拓実の決勝PKで1-0の勝利を飾った。
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先月のオランダ遠征に続き、欧州クラブに所属する選手だけで構成された日本は、試合開始から3-4-2-1を採用。最終ラインにDF板倉滉とDF植田直通が入り、主将のDF吉田麻也の両脇を固めた。前線はFW南野拓実が1トップ、MF久保建英とMF三好康児が2シャドーに構えた。
試合開始直後の日本はシンプルな縦パスでチャンスを作り、植田の縦パスに南野が一気に抜け出した場面もあったがシュートはヒットせず。逆に、時間の経過とともにパナマのプレッシングに苦しんでスムーズに前進できなくなっていった。
最終ラインと中盤のラインが自陣でブロックを組んだ守備で、パナマに決定的な突破こそ許さなかったものの、ボールを奪った後の前進に苦慮した。ボールを受けに下がった選手が厳しいマークを受けて狭いエリアでのボールロストが増え、アタッキングサードに入る回数を増やせず。一方で、相手ボール時にはパナマの選手をペナルティーエリア内にほとんど侵入させず、双方ともにビッグチャンスを作れず0-0でハーフタイムを迎えた。
後半からMF橋本拳人に代えてMF遠藤航を投入した日本は、前半よりも高い位置でプレーする回数が増えた。そのなかで同9分にはペナルティーエリア内の右サイドから南野が逆サイドへグラウンダーのボールを供給。そこにオープンスペースを一気に駆け上がってきたMF長友佑都がシュートを放つ決定機を迎えたが、左足シュートは枠外に飛んだ。同13分には、その長友に代わってMF原口元気が投入された。
その直後、遠藤からの縦パスを受けた久保が背後にスルーパスを出すと、飛び出してきたGKよりわずかに早くボールに触った南野が倒されてPKの判定。これを南野が自らゴール正面に蹴り込み、同16分に先制ゴールが生まれた。
この時間帯から一気に日本は攻撃が機能し始め、次々にパナマ陣内を攻略し始めた。そして、同32分には自陣からのカウンターに抜け出した途中出場のFW浅野拓磨が、飛び出してきた相手GKに倒された。これが決定機の阻止と判断され、レッドカードが提示。日本は数的優位を得た。
その後、日本は2点目を奪いきれなかったものの、このまま1-0で勝利。10月のオランダ遠征から3試合連続の無失点で2連勝、11月シリーズの初戦を飾った。現地時間17日には、同じグラーツでメキシコ代表と国際親善試合を戦う。
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