久保建英がビジャレアルでの今季を振り返る　「今シーズン終わった時に自分が成功と思えたら」

　森保一監督率いる日本代表は12日、オーストリア・グラーツで国際親善試合パナマ戦（13日）とメキシコ戦（17日／日本時間18日）に向けて合宿4日目を迎えた。10月のオランダ遠征に続いてメンバーは海外組だけで構成。そのなかで19歳のMF久保建英（ビジャレアル）は、所属クラブでチャンスを掴みつつある。今季から挑戦するビジャレアルでの目標は「リーグ戦でできるだけ早くレギュラーを掴んで主力の1人として試合に出ること」とはっきりと明かした。

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　鋭い眼差しだった。昨季までマジョルカに期限付き移籍していた19歳MFは、今季から戦いの場を昨季リーグ5位のビジャレアルへと移した。スペイン2年目。リーグ戦では開幕から6試合連続ベンチスタートとなるも、10月22日のUEFAヨーロッパリーグ（EL）グループステージ第1節スィヴァススポル戦（5-3）では先発フル出場し、1ゴール2アシストをマーク。続く同25日のリーガ・エスパニョーラ第7節カディス戦（0-0）では、リーグ初先発を飾った。今月5日に行われたEL第3節マッカビ・テルアビブ戦（4-0）ではアシストをマークするなど2得点に絡む活躍を見せている。

「シーズンが始まってからいろいろありましたけど、始まりが（新型コロナウイルスの影響で）押した分、連戦になるのが早くて、（クラブに）帰ってからも連戦が続きますし、例年に比べても非常にタイトなスケジュール。そのなかでしっかり週2回で試合があるチームにいる身としては、怪我に気を付けながらやって、去年の自分になかった新しい課題もあるのかなと思いますね」

　昨季は35試合4ゴール4アシストという目に見える結果を残し、自らの力でビジャレアルへの移籍を果たした。シーズン序盤はなかなか出場機会に恵まれなかったが、徐々にチャンスを掴んでいる。久保自身も焦りはなく、まずは今季に集中する。