「重圧とかない」 久保建英、歴代2位の年少ゴールへ…ELで好調維持「選ばれたからには爪痕を残す」
日本代表でここまで9試合無得点の久保建英 「一発勝負で出していくのが代表」
森保一監督率いる日本代表は12日、オーストリア・グラーツで国際親善試合パナマ戦(13日)とメキシコ戦(17日/日本時間18日)に向けて合宿4日目を迎えた。10月のオランダ遠征に続いてメンバーは海外組だけで構成。前回、コートジボワール戦(1-0)で先発したMF久保建英(ビジャレアル)はここまで国際Aマッチ9試合に出場して無得点に終わっている。19歳162日で迎えるパナマ戦でA代表初ゴールを決めれば、歴代2位の年少記録となる。
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年内最後の代表戦でも久保は冷静だった。ここまで国際Aマッチ9試合に出場。10月のオランダ遠征では初戦のカメルーン戦(0-0)で途中出場し、続くコートジボワール戦では所属クラブでプレーしているとはいえ、“本職”ではない左サイドハーフで先発起用された。常にゴールに向かうプレーを見せながらも、「フォア・ザ・チーム」に徹するスタンスは変わらない。あくまでも、その先にある「ゴール」を掴みにいくつもりだ。
「ゴールを目指さなきゃいけないというのは、自分は(次が出場10試合目という)節目だからというのは、誰に言われたというわけでもないので、重圧とかないですけど、何試合目とか関係なくチームに貢献するのが大事。そのための手段として結果を狙っていけたらいいのかなと思います。特に今までと変わりなく、選ばれたからには爪痕を残すのが、次のためにも今回が大事だと思うので、2試合ともチャンスがあればチームに貢献できたら」
パナマ戦でゴールを決めれば、1位の金田喜稔氏(19歳119日)に次ぐ歴代2番目の年少記録となる。10月のオランダ遠征を終えた後、所属クラブでは結果を残してきた。10月22日のUEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第1節のスィヴァススポル戦(5-3)では先発フル出場し、1ゴール2アシストの活躍。さらに、今月5日に行われたEL第3節マッカビ・テルアビブ(イスラエル)戦ではアシストをマークするなど2得点に絡んで、4-0の勝利に貢献した。
クラブでもがきながらも着実に結果を残しつつある久保だが、一方で日本代表としても定位置獲得を目指さなければいけない。だが、その“マインド”は全く違うものと、捉えているようだ。