久保建英が今「めちゃくちゃ意識」していることは? 「あんまり良くなかったと思う試合は…」
久保建英がプレーするうえで「今一番気を付けていること」について言及
森保一監督率いる日本代表は12日、オーストリア・グラーツで国際親善試合パナマ戦(13日)とメキシコ戦(17日/日本時間18日)に向けて合宿4日目を迎えた。10月のオランダ遠征に続いてメンバーは海外組だけで構成。スペインで着実に成長を遂げている19歳のMF久保建英(ビジャレアル)は、プレーするうえで「今一番気を付けていること」を明かし、「最後の質」にこだわっていると熱く語った。
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新型コロナウイルスの大きな影響を受けた今年のサッカー界。世界中で公式戦が中断になるなど自粛を強いられたなか、目を見張るほどの“成長”を遂げたのが久保だった。マジョルカに所属していた昨季、5月初めからトレーニングが始まると、明らかにフィジカルを強化され、“ゴツくなった”肉体を披露。スペインのリーガ・エスパニョーラに適応すべく、体幹も鍛えられた。
それを象徴するシーンがあった。現地時間5日に行われたUEFAヨーロッパリーグ(EL)第3節マッカビ・テルアビブ(イスラエル)戦。久保はアシストをマークするなど2得点に絡む活躍で、4-0の勝利に貢献した。EL3試合連続でスタメン出場となり、まずは後半7分、ペナルティーエリア手前右でボールを持つと、ファーサイドのバッカへ狙いすましたクロスを供給。これをバッカが相手GKともつれながらねじ込んで追加点を挙げた。
今大会3つ目のアシストを記録した久保は、後半26分にも魅せる。右サイドで相手とのデュエルを制してボール奪取すると、久保を起点にMFアレックス・バエナがバッカのヒールパスを流し込んでネットを揺らした。このフィジカルでも強さを見せたシーンについて、久保自身が振り返った。
「本当はもう少しスピードがあれば縦にいきたかったけど、先に触って前に行くと相手に止められてファウルになってしまうかなと思った。キープして前を向けたらベストかな、と。五分のボールでは、当たり負けしないと思っているなかでマイボールにできたのが良かった」
目の前の課題を一つずつクリアしていくなかで、今「一番気を付けている」ことがあるという。結果に直結する「最後の質」にはこだわっているようだ。
「今一番気を付けているのは最後の質。毎試合、自分が『あんまり良くなかったな』と思う試合はないけど、『ここは良かったけど最後にここが合えば……』と感じることはある。『最後良かったらゴールだったね』『良かったらアシストだったね』というのを、『良かったね』というのに変えていけるように。プレーの終わりをめちゃくちゃ意識していますね」
日本代表でも最後の質にこだわる久保の初ゴールを期待したい。
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(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)